中学受験の下書き

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【中学受験2021】埼玉最難関女子校『浦和明の星』の詳しすぎる解説

浦和明の星

埼玉の1月入試まで1週間となりました。

今回は埼玉最難関女子校で女子御三家との併願も多い『浦和明の星』の詳しすぎる解説と入試対策です。かなり長文となっております。

浦和明の星は元々は2月東京受験の前哨戦の位置づけでしたが、埼玉県を中心に第一志望にする人も含めて受験者数が増えている人気校です。なお入試日は1月14日と2月4日です。

2021浦和明の星受験の特記事項

・2021年入試は保護者控室の用意はありません

・塾、出版社関係様は入試当日の応援は控えてください

 →入試問題の配布希望者はFAXにて依頼書を送付

・時間分散などがないので当日は渋滞になることが予想されます。

 帰りに子どもと合流する場所などは事前に必ず決めておくこと。

募集要項、入試の注意点は学校HPを参照してください。

 浦和明の星女子中学・高等学校

浦和明の星の特徴・魅力

埼玉唯一のミッションスクール

 女子を入学させる学校として、ミッションスクールの女子校に魅力を感じているご家庭は多いようです。ちなみによく比較される淑徳与野は仏教系の学校です。
 埼玉県内は別学校が少ないので、別学希望者は集まる傾向もあるかも。

校舎がキレイ

 新校舎の建設、旧校舎のリニューアルが済んだばかりで入学後は綺麗な校舎べ勉強できます。首都圏の女子校の中でもかなり綺麗な方だと思います。

新設されたカフェテリアはウッドデザイン賞を優秀賞を受賞

 超カッコイイんですけど。。。 

https://www.shimz.co.jp/shimzdesign/works/images/2018/2018urawaakenohoshi_ph001.jpg

浦和明の星女子中学・高等学校 カフェテリア | Works | シミズの設計本部

敷地が広く、開放感がある

 都心の学校は敷地がせまいことが多いですが、浦明は東京ドームと同じだけの敷地があります。開放感があり、都心でないことは子供を預ける上でポジティブに感じるご家庭は多いです。父親受けも良いです

進学実績

 進学に極端に力を入れている学校ではないですが、元々優秀層が入っていることもあり進学実績は比較的良く、卒業生170人と多くはないですが、2020年実績ベースで東大3人早慶89人など難関大学に多くの合格者を出しています。

地元では特に人気

 東京からの受験生が多いですが、地元ではブランド力もあり人気の学校です。

クラブ部活動

 体育系、文科系の各種部活動が盛ん。百人一首部は2018年全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会で優勝するなど、全国屈指の強豪です。
 文化祭では、女子校ならではの部活である宝塚部が「(明の星版)宝塚歌劇」を上演し好評を博しているとのことです。

2021浦和明の星入試(第1回)の出願状況

2020年末12/25時点で1/14第1回の出願数は1598人で

前年同日比で出願数は10%ほど減っています。

このままでいけば1800-1900人程度に落ち着く可能性があります。

入試日の第1回(1/14)の受験者数を列挙します。
2011年 1937
2012年 1940
2013年 1804
2014年 1768
2015年 1798
2016年 1918
2017年 1916
2018年 1911
2019年 2043
2020年 2098
2021年 1593(12/25現在)

埼玉県の出願状況はこちら

【出願状況】埼玉私立中学の最新出願動向をレビュー!大宮開成・星野学園等でプラス。栄東状況も【2021年入試】 - 中学受験の下書き

併願校としての浦和明の星

2月の東京受験が本命でその前哨戦として1月14日の浦和明の星を受験することが多いです。通学圏内であれば、進学することも視野に入れていることが多いと言えます。

2月校としては、桜蔭、女子学院、雙葉の御三家をはじめ豊島岡、慶應中等部、早実などのトップ校を第一志望とする受験生の併願校となります。

本命校が異なる女子トップ層が2000人が浦和明の星に集まるわけですから、他ではちょっと見られない光景です。

ただし難易度は四谷偏差値65、サピックス偏差値56と高いので女子トップ層でも侮れません。

2月1日御三家を本命校とした場合

浦和明の星に

合格したからといって、2月1日校に合格できるとは限りませんが、
不合格だからといって、2月1日校も不合格になるとも限りません。

実際に、浦和明の星不合格からの、女子学院合格、雙葉合格というのはある話です。もし機会があれば塾の先生に聞いてみるとよいです。

第一志望としての浦和明の星

併願校、前受校として有名な学校ですが、第一志望や上位志望校としての受験も埼玉増えています。

・埼玉は公立が強い地域だが、中学受験ブームで埼玉の私立受験者自体が増えてきた

・電車などの公共の交通機関の利便性が増し通える範囲が広がった

・新校舎効果、ブランドイメージの浸透

などなどの要因もあり、2014年から2020年まで受験者は増えてきました。

ただ上での書いたように2021年は新型コロナウイルスの影響もあり出願数は10%ほど減ると思われます。

進学先の一つとしての浦和明の星

2月校が本命の場合でも、浦和明の星が入学しても良い学校の一つ

という位置づけになるなら2月の併願プランもより選択肢が広がります。

2月の受験校を強気に選択

1月受験で浦和明の星の合格し、入学しても良い学校という位置づけなら
それ以上の志望順位となる学校だけを2月受験するも可能です。

例えば、2月1日~4日を桜蔭・豊島岡・豊島岡・豊島岡という積極的な併願も見えてきます。(なお、豊島岡の繰り上げは3回受験した人が優先になります)

また2月の日程的に余裕ができたり、受験校が少なくて済んだりします。
→これは本命校の過去問や対策に集中できるメリットもあります。

実際浦明合格があれば、午後受験は不要となるケースは多いと思いはずです。

もし進学しても良いと考えている場合で、1月14日で不合格だった場合でも2月4日にもう一度受験する作戦もあります。2月4日校や5日校の過去問演習は手が回りにくいですし、それまでの不合格が前提となる受験なので、モチベーションも湧きにくいです。そもそも時間があるなら上位志望先にリソースを割くべきだったりします。

2月4日までもつれる展開なら浦和明の星受験としておくと、新たな過去問対策が不要になります。

繰り上げ合格

学校HPを見ると確認できますが、この学校は繰り上げ合格が毎年、約40名弱(1クラス分)でる繰り上げ合格が多い学校です。

繰り上げ合格は1回と2回の両方受験した受験者の中から合格者を発表します。

繰り上げ合格者が多いので、それを狙って1回、2回受験するのも一つの策です。

入試科目ごとの対策

試験順は国語→算数→理科社会(2教科を60分で解く)という形式なので、まずは国語と算数で不用意な失点をしないようにこころがけたい。

配点が国語、算数重視で、合否は算数で決まることが多い、次に国語。理科と社会は国語、算数の半分の配点であり全体に対する影響は少ない。また差も付きにくい。

またこの学校の問題は比較的基礎重視でクセが全くない。過去問を解くことで基礎の確認にもなるし、他校(特に女子校)の対策にもなる。どこでも併願できるようにしているのかとか思ってしまう。点数が取れすぎて簡単すぎるなと感じるならそれ以上はやらなくてもいい。

以下、御三家などのトップ校が第一志望で浦和明の星は(行っても良い)併願校という位置づけの場合の対策例 

算数(50分、100点):難関校を受験する生徒にとっては難易度は低い。合不合やサピックスオープンより簡単。捨て問はないと思いましょう。基礎的な問題が多いので良く見る問題を速く確実に解くという能力が必要になります。
ケアレスミスには注意。速さ、比、平面図形、立体図形などは頻出。
難関校を受験する人は特別な対策はしなくてよい、算数の総合的な力を上げておくこと。

国語(50分、100点):読解の文章が長い、2題で1万字以上で首都圏トップクラス。速く読み内容を頭に入れておく力が必要。
一方、設問は選択肢、抜き出し、記述がバランスよく出題されるが、設問自体の難易度は高くない。
70点~80点が必要な高得点勝負。過去問をこなしペースを身につけること。

文章が長く、設問が簡単、平均点が高い、という特徴があるので、時間がなくなり手付かずの問題があると厳しい。ペース重視で。

理科(社会と合わせて50分、50点):
基礎問題中心。4分野まんべんなく出題される。知識問題が中心で計算問題も難易度は高くない。
御三家等、難関校が志望校の場合には、理科全体的な力を付けることで対策できるため浦和明の星用の理科対策はいらない。高得点勝負。

社会(理科と合わせて50分、50点):
基礎問題中心、難易度は高くない。偏差値的には難関校ではあるが問題の難易度は高くなく、基礎問題中心。
苦手分野を作らないようにしたい。理科同様高得点勝負。

理社ともにいえることだが、設問数が多いので手早く解くようにしたい。

国語・算数である程度無難に解答できているのであらば理社での無理はいらない。取れる問題を確実に取る作戦で行くのが良い。理社は国算と比較すると、配点が少なく大量失点が発生しにくい、わからない問題、苦手分野が出ても落ち着いて対応すること。

最後になるが、理科と社会で気を付けたいのは、50分で理科と社会の2科目を解くのでその点は注意しておきたい。過去問などを通じて解く順番は意識しておくこと、理社どちらからでもいいが先にやる科目を決めておくのがよい、過去問を何回かやればなんとなく自分のスタイルができるはず。特定のルールにこだわる必要はないが、知識問題を手早く片付けて、社会・理科の記述問題や理科の計算時間を残すというのがスタンダードでやりやすいと思われる。できる問題から手早く解くのが基本。

 算数の重要性

浦和明の星は算数で合否が決まるということを過去11年分の入試データで調査しています。


浦和明の星過去問演習の点数を公開

その他・あれやこれや

通える範囲が広い

最寄り駅はJR武蔵野線の東浦和。京浜東北線から南浦和で乗り換えで一駅
ということで、都内から通学できる範囲がかなり広い学校です。

インターネット出願

従来、郵送・窓口での出願でしたが、2021年入試よりインターネット出願になって締切が変わっていますので募集要項で必ず確認してください。

第1回入試(1月14日)は、1月6日16時まで受付。
第2回入試(2月4日)は、2月3日14時まで受付。

延納手続き

1月合格なら即座に延期手続きをとることで2月3日まで入学金の支払が猶予可能。
ただ2月3日だと2月1日、2日受験の学校の発表が出ているのでそれを見て支払いするかどうか決めることができる。施設設備費は2月6日までと比較的良心的。

1月校として人気のある立教新座は2/2 16:59までに入学手続き納入金を払い混む必要があります。2/2 17時だと2/2だけでなく2/1の発表もされていない場合も多いです。 

体育館入試の件

よく言われるのが受験番号が遅いと体育館での入試となるので寒い、という件。
受験者数が多いので教室という教室を使っても足りず体育館になることも。

ウチの娘が受験したときは、締切直前で出願しましたが、娘曰く「体育館の横の部屋」というナゾな場所での受験となったようです。

詳しいことはこちらの記事に書いてます。→【中学受験】受験番号は早い方がいいのか?問題(後編)

良くも悪くもミッションスクール

キリスト教の教えを取り入れている学校は割と多いですが、ここは王道のカトリックミッションスクールです。聖書の授業があり、キリスト教の色合いが濃いといえます。

そういう意味での好き嫌いが多少でるかもしれません。

もちろん教育の理念としてあるだけで、宗教を押し付けられることはありません。

親切、優しいイメージがある

 これはあくまで個人的な感想のレベル。ミッション系だからかはわかりませんが、学校説明会やオープンスクールなどで学校に訪れたときに、教職員の方や、明の星の生徒さんが親切という雰囲気、印象がありました。

校内見学などはどこでもいつでも見てください、というスタンス。

各塾や校舎の難関校合格力をはかるための指標になりやすい

 難関校以上を受ける女子の場合、この学校を受験するケースが多いので各塾、各校舎の合格実績を比較するときに浦和明の星の合格数を比較するケースが多いようです。 

ミス東大2020グランプリは浦和明の星出身

2020年浦和明の星から東大に3人合格していますが、その中の一人が2020年ミス東大に選ばれています。新体操部の部長をされていた方で1年浪人の後見事東大文Ⅱに合格されたようです。ミス東大の他候補の方と比べてもオーラが違っているように見えます。

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さいごに

御三家前受校として有名ですが、埼玉を中心に第一志望の受験生もいます。

各自の状況に応じて対策を行うことが肝要です。

第一志望の人は当然全力で、2月が本命で既に合格圏内の人はいかに対策「せずに」合格するかが大事です。

この学校が第一希望ではないとしても、この学校の合否により2月の受験校が変わってくるケースはあるかと思います。

心して受験にのぞみましょう。

 

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