中学受験の下書き

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【学習改善】中学受験生のゴールデンウィークの過ごし方【夏の前哨戦】

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5月に入りましたが、ゴールデンウィークの勉強進んでいますか?

ゴールデンウィークの過ごし方で夏や秋以降の勉強の成果が変わってきます。

今回は連休の過ごし方、学習方法として①苦手分野の把握と補強、②勉強方法取り組み方の改善についての記事になります。

受験生のゴールデンウィークの過ごし方

ゴールデンウィークの過ごし方が受験全体を左右しかねない

まだ受験までは時間がある、と考えてしまい、なかなか集中できなかったりやるべきことができなかったりします。ここでやるべきことをどれだけやっておくかで受験全体に大きく影響します。

すでに新学年に入って3か月が終わってしまったということを念頭におきましょう。

ほとんどの人は見直し振り返りが必要

今まで順調に進んできたいう人は何も問題ないかと思います、そのまま進めてください。この記事を読む必要はありません。ただほとんどの人は「塾のカリキュラムにのっかってるだけ」「なんかうまくいってない」「勉強に集中できていない」「ついつい遊んでしまう」となんか変えなければいけないと感じている人が多いのではないでしょうか?

 

ゴールデンウィーク頑張れない人は夏や秋以降も頑張れない

たかだか1週間のゴールデンウィークを頑張れない人は1か月の夏、秋以降の受験シーズンを頑張るのは難しいのではないでしょうか。よろしくない習慣や勉強法をしている場合は早期に修正しておくことでそれ以降の学習効率を上げることができます。

健康管理でいう病気の早期発見、早期治療の効果があります。

苦手単元を集中的に

ゴールデンウィークでまとまった成果を出すには苦手科目、単元に集中して復習するのが良いです。今までやってきた問題集や模試でできなかったところを復習します。前回できなかった問題をやってみてください。復習したはずですが多くの問題は再度間違ったのではないでしょうか?人間、復習してもすぐに忘れてしまいます。

ある程度同じ問題、似た問題に当たって繰り返すことで身につくようになります。

この時期、人にもよりますが、難問に取り組むより基礎を充実させるほうが成績は伸びます。

漢字や基礎項目知識の習得

漢字や知識系(社会の河川、山脈名、理科の生物、地学分野等)の基礎が抜けている場合は補強しておくと良いです。「できて当たり前」系の問題を失点している人は、そこの穴が埋まってくると、4科目全体の点数が安定しやすく受験戦略も立てやすくなります。

インプットとアウトプットのバランスをとる

勉強の成果を出すには、自分の中に内容を取り込む作業(インプット)と自分の中に蓄積した学習内容を取り出す作業(アウトプット)が必要です。

インプットは覚えるための作業で、物事に対する理解、暗記、ノートまとめなどになります。アウトプットはインプットが正しくされているか、それを取り出すことができるかを確認する作業で演習が中心となります。

今やっている勉強がインプットなのかアウトプットなのかを意識して、アウトプットの確認に使う時間を多くとるべきです。人にもよりますがインプット3にアウトプット7ぐらいでまずはやってみてください。

【中学受験】ありがちで非効率な夏休み【夏期講習】 - 中学受験の下書き

 

 

「宿題やるだけ勉強」をしないこと

塾の宿題をやること自体は悪いことではないですが、ただやるだけ答えを写すだけになっている人が多いです。答えを写す、模写勉強になってしまいます。

宿題の目的は〇×がついたノートを作成することではなく、「わからないことを明確にする」「確実に理解する」「同じ問題、似た問題がでたら確実に正解できるようにする」ことになります。

そんな時間がないとしたら宿題の量自体が適切でないかもしれません。宿題をやるうえで「身につける」という感覚がない場合は宿題を減らせいてでも身につけることを重視してください。

中学受験で「勉強しても成績が下がる」夏のNG勉強法を7つあげてみた【夏期講習2020】 - 中学受験の下書き

 

塾なしで長時間の勉強をできるようにしておく

ゴールデンウィークは数日ですがまとまった時間がとれるはずです。塾にたよらず家で10時間とか勉強できる環境と体力がつけておくと良いです。これは必須ではなく「可能なら」というレベルです。

受験勉強は時間というより効率が大事ですが、秋以降、特に受験直前は「絶対的な勉強時間」が必要になり、1日10時間12時間の勉強になってしまうことが多いです。1日10時間12時間とか「鬼か!」と思うかもしれませんが、いいか悪いかは別にして、起きている時間の大半を勉強に充てる人も増えてきます。上位層だと10時間は割と普通です。

大事なことは勉強時間を増やす場合に、①いきなり増やさない、②根性とか気合などの精神論に頼らないということです。

①「いきなり増やさない」というのは、いきなり増やすと精神的、体力的に厳しく翌日に影響が出るということです。継続的に勉強し続けるのがより大事なので。影響が出そうな増やさないようにしましょう。

②「精神論に頼らない」というのは受験の中でとても大事なことです。根性とか気合とかはとても大事なことですが、それだけをよりどころにするのは危険です。精神論の前に、まず勉強のやり方を見直すべきです。

勉強の負担を感じにくい場所で勉強したり、時間割や学習方法などを工夫するところから始めましょう。

不得意科目は前後に得意科目をやって負担を少なくするとか、暗記系は移動中などの隙間時間を使うとか、ゲーム感覚で勉強できるアイテムを取り入れるとか、youtube動画を取り入れるとか勉強のカリキュラムを工夫し勉強の絶対時間を増やせるようにしておくと良いです。体力的に厳しいようなら無理して延ばす必要はありません。

 

 

計画倒れを防ぐ

ゴールデンウィークに限ったことではないですが、計画通りに進まず結果計画倒れになってしまう人がほとんどです。計画倒れの原因は①分量が多すぎること、②自分の勉強のペースを正しく把握できていない③学習内容のレベルに到達していない、ことが原因です。

計画倒れにならないためには、勉強「予定」の絶対量を減らす、進捗遅れを取り戻せる時間帯を必ず作る、演習のスケジュールは事前に数ページ時間の演習と復習の時間を測ったうえで計画を立てることが有効になります。

だいたい失敗のパターンというのは同じですので失敗したら対策をしてもう一度計画を練り直すことが必要です。算数の問題を解くときは必ず時間を測定して行うようにしましょう。どの程度の問題をどれだけ解くとどのぐらいの時間がかかるかという感覚は模試や実際の入試でもとても大事なことだからです。なれてくると割と正確に時間が読めるようになります。

③の学習内容のレベルに到達していない場合は、時間ばかりがすぎて手が動いていない状態、手を動かしていても写すだけ勉強になっているはずです。読んでる風(実際には理解していない)で終わってしまうので一度そこから離れていったんレベルを下げる必要があります。いったん放置して他から先にやってもいいです。

勉強阻害要因との向き合い方

ゲームやテレビなど勉強を阻害する要因を書き出して対策するようにしましょう。基本的にはゲームは30分、1時間と時間を区切ってやるほうがいいです。中には「好きなだけやらせた、受験は上手くいった」という受験体験談を見ることがありますが、だらだら無制限にやるのはダメだと思います。現時点でゲームを好きなだけやらせて成績に全く問題ないというならそれで良いと思います。

 ほとんどの人はだらだらゲームをやるとなかなか勉強が進まないので子どもと話し合って時間を区切るのがおすすめです。ゼロでもいいでしょう。大事なのはゲームの時間もですが、「子どもと話し合って」1日のゲーム時間を決めることです。

連休中の休み方

基本的には勉強に戻りやすいように休むのがポイントです。

1日、半日遊んだら寝る前に1行問題を数問解いておくだけでも翌日の勉強の「立ち上がり」がよくなります。翌日やる勉強の準備、テキストを開いておくとかして寝るというのもよいです。一般的には、休めば休むほど勉強に戻りにくなり、ダラダラしてしますので注意してください。

まとめ的な

ほとんどの受験生は遊びたい、ゲームをしたいという人です。ただ残念ながら勉強しないと成績は上がらないし希望の学校に入れる可能性はどんどん減ってきます。

「勉強の効率をあげること」「だらだら遊ぶ時間を減らす」ための施策を考えることが大切です。そのために精神論に頼ってはいけません。実現するための仕組みを考えるべきです。ぶっちゃけいうとスマホを持ってる場合には解約したり、それがいやならパスワードをおもいっきり長くしてすぐにアクセスできないようにするだけでもそこそこ効果があります。

気合とか根性は大事といえば大事ですが、それが万能と考えるべきではないと思います。

 

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