中学受験の下書き

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【中学受験】夏期講習の前期と後期の間、お盆期間中の勉強方法

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オリンピックも終わりましたね。

夏期講習の前期も終わったところでしょうか。今回は夏期講習の前期と後期の間の勉強法についてがテーマです。

夏期講習、前期と後期の間の勉強法

1日時間があるのは貴重

今後秋以降のスケジュールを考えても1日塾にも学校にも行かないという日はほぼありません。1日という長さで勉強するときは時間管理が大事になります。行き当たりばったり勉強するのではなく、計画を立ててそれに沿ってすすめることが大切です。

苦手科目・分野を集中的に

塾の宿題を漠然とこなす勉強は焦点がぼんやりしてしまい、成果も出ないのでお勧めしません。苦手分野や得点源にしたい分野を集中的に行うこと。
実践的な演習を積むなど分野や時間を区切ってやるのがいいです。

終わったときに成果がわかりやすい勉強を

やり終わったときに学力的な成果が出ているのが理想ですが、これをやった!というきちんと形に残るような勉強をしたほうがいいです。たとえば算数のできなかった問題を集めて弱点ノートにするとか。形として残ると、子供の自信にもなります。

1日に長時間勉強するトレーニング

塾の講習では1日8時間とかできますが、家で1日勉強するのはとても大変です。
負荷の軽いものと重いもの、短い時間で区切れるものと、長い時間かかるものを組み合わせて、体力的、精神的な負担を軽くすると良いです。子供の体力を見ながら1日の総勉強時間をコントロールすると良いと思います。

重い課題と軽い課題を組み合わせる。
国語読解文演習(重い)→算数パズル(軽い)→算数図形応用問題(重い)
 
比較的集中力を切らさずに勉強できるアイテムというのを知っておく必要があります。入試問題などは単なる演習よりも集中力がでますね。
算数演習などの思考系は長めの時間、社会理科の暗記物は短めの時間でスケジュールしておくのが基本です。

4時間分ぐらいで計画を立ててやり始めても結局倍ぐらいかかってしまうものです。まずはざっくりやることを決めてやりましょう。日頃は短時間集中が基本ですが、せかく時間が取れるのであれば、持久力を付けておくのが良いです。ここでの持久力が秋以降につながります。

 

youtubeなどちょっと違った形での勉強を

youtubeなどによくある面白い入試問題の動画など、ちょっと切り口を変えた勉強もいいいです。動画を見るという勉強は受動的になりやすいのでメインの勉強にするのはお勧めしません。いつの間にかエンタメ系の動画を見ているということになりかねません。あくまでも勉強と勉強の間にアクセントとして見るというイメージで使うのが良いです。

入試問題の過去問を解く

適当な学校の入試問題を解きはじめてもいいです。志望校や志望校になる可能性があるもの、塾でやりそうな学校のものは避けてください。やる場合は時間を測ってきっちりやること。現時点だと、なかなか点は取れず半分もいかないかもしれませんが、凹む必要はないですよ。合格最低点などの情報もあれば、現時点での合格までの距離感がわかります。

志望校の情報収集、絞り込み

これは受験勉強ではないですが、志望校や併願校など気になる学校の学校説明会のスケジュールや受験情報の収集を行いましょう。今月になり募集要項を発表する学校が多く、去年とは違う内容になる可能性があります。コロナ影響で、桜蔭を始め女子御三家が学校出願からインターネット出願に変わったり、科目や日程の変更もいつもの年より多くなっています。 

さいごに

やったらよさそうなものを列挙しましたが、これらすべてやる必要はないです。最低ここまで、できればここまでという幅をもって計画をたてておき、1日単位、数日単位でつじつまをあわせていくのが良いと思います。

『やってもやっても終わらない』という感覚をもつのはよろしく、勉強のかたまりごとにつぶしていき、次に移るという感じになればよいと思います。
 
ダメ例としては、一つの項目で熱くなって、時間をかけてしまい、最低限のメニューをこなせずに、1日がおわってしまうことです。


できない→やる気がなくなる→集中力がなくなる→時間が過ぎても進まない、というループはよろしくないので、適当に見切りをつけて別の科目を始めましょう。とにかく最初に決めたメニューを1つずつ消化することで充実感もアップします。

お子様一人でやる場合はかならず、進み具合を保護者が確認してください。答えをうつしているだけとかかもしれまえせん。子供の自主性をという時代ですが、子供単独でやらせると間違った方向に行ってしまうことが多いので早めに軌道修正できるようにしましょう。
 
時間が取れるときというのはいろんなことを試すことができるチャンスです。是非有効に活用してください。

くれぐれも塾からの指示や宿題がないと何をやっていいのかわからない、というようなことは避けましょう。

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