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ドラマ「二月の勝者ー絶対合格の教室ー」第1話

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ドラマ二月の勝者第1話が放送になりました。

あれやこれやいっていきたいと思います。

見逃した方はTVERで見ることができます。期間限定

二月の勝者-絶対合格の教室-|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」 - 無料で動画見放題

 

ドラマ「二月の勝者ー絶対合格の教室ー」第1話

全体的な感想

原作ファンは賛否あるようですが、私は面白かったです。

ドラゴン桜2も、最初半沢っぽいと非難がありましたが、私は最初からOKだした。

たぶん、私は原作との差とかも含めて楽しめる体質かなと思いました。

twitterなどをみると残念に思う人もいるようで、それぞれかなぁと思いました。

いろんな感想が出たほうが後々良い気がします。

 

マンガにはなかった点として、「中学受験を舞台とした、人生攻略ドラマ」という視点が追加されてるっぽいです。

<二月の勝者-絶対合格の教室->柳楽優弥「面白く“人生攻略法”を学べる作品」 井上真央&加藤シゲアキと放送直前コメント(MANTANWEB) - Yahoo!ニュース

 

 

 

いくつかの場面に分けてレビューなり感想なりあれやこれや言っていきたいと思います。

桜花ゼミナール入塾説明会

不合格体験談を読む黒木。成績がよかったが不合格になった話。お金がかかり不合格で、教育ローンとむなしさだけが残った話。不合格により家族が崩壊した話。

「これらは中学受験によって無残に散った悲痛な叫びです、みなさん覚悟ができていますか?」身が引きしまる保護者。

このくだりは原作にはないですが、不合格体験談の紙を投げるシーンではかなりのインパクトがありました。

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黒木「中学受験は甘くはありません、覚悟が定まらない方はこの場を去っていただいて結構です。」「私が皆様のお子さまを第一志望に全員合格させます!」

「私と一緒に二月の勝者になりましょう」

2月入学試験の門

フェニックス講師の黒木と桜花ゼミナール研修中の佐倉が初めて会うシーン。

桜花生の木下くんが受験前のパニックになるものの黒木の応対で木下くんは落ち着きを取り戻す。黒木は佐倉に「桜花のやることは理解できない」「研修中の講師を送り込んで受験生をパニックに陥れるなんて人類を覚醒させるための新しい実験か何かですか?」と厳しいコメントを投げかける。

だいたい大筋な話としては同じですが、黒木の言葉にエッジを立たせてる、厳しい言葉が全体的に増えている印象。私は特に問題なし、演出としての「つかみ」だと思っています。なんなら黒木の印象がわるければ悪いほど、それが後半になって生きるだろうし。

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【悲報?朗報?】ドラマ「二月の勝者」のロケ現場が特定されてしまう - 中学受験の下書き

桜花ゼミナール、黒木佐倉の初日の講師室

挨拶をする佐倉に黒木が強烈な言葉。

黒木「時間の無駄、全員のデータが全て頭に入っている。吉祥寺校がどうして御三家に一人も合格できなかったのか理解できました」

「先生は教師の情熱や一生懸命が合格に必要とでも?、合格に必要なのは父親の経済力と母親の狂気」「新規顧客、金脈を取りに行きます。」

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黒木「合格しましたか、それは良かったですね、あなたの犠牲にならずにすんで」

ここで再び黒木の強烈な一発。

父親の経済力と母親の狂気の出てくる状況がかわっていてちょっとニュアンスが異なっています。

 

 

オープンテスト、生徒の前で

黒木「全員第一志望に合格させます。」

「頭で不可能だと思っていても、実際にやってみないとわからない。可能なことだってあるんです。」「ありえないことなんてない、不可能を可能にする、それが中学受験です」

 

サッカー少年三浦くん

受験に積極的な母親と、受験に無関心な父親。三浦佑星くんは父親がコーチをするサッカークラブでプレーしている。塾での成績が悪いということを知り、父親は母親と一緒に塾に乗り込んでくる…といマンガと同じくだり。

黒木は三浦父に対して「凡人こそ中学受験すべき」「才能を必要としプロへの道が厳しいサッカーより努力のリターンが得やすいのが中学受験」と説明する。

結局、本人の意向もありサッカーを封印し、中学受験を目指すことに。

「この答案は解こうと粘ったのがよくわかる答案です、スポーツか何か長い期間取り組んできたものがあるんでしょう。粘って頑張った経験のある人は受験でも強いですよ」

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マンガと同じ流れですが、お母さん役の西田尚美さんの演技と雰囲気が「いかにも」って感じで良かったと思います。

最後に黒木が佐倉にトゲのある一言。

「学校の真似事がしたいなら学校に戻ったらいかがですか?」

全体的な印象

黒木のエッジの利いた言葉が増えている。

そういう演出。マンガの状況を総合的に見てもっとエッジがたっててもいいだろう、という判断かなと思う。特に序盤は蒔絵的にも多く使われそう、私としてはプラス。

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インパクトを出すために、特徴的なセリフはテロップが入る。

 

柳楽さんの怪演がグッジョブ

演技派といわれる柳楽優弥さんの黒木シンクロ度がスゴイ。このマンガのドラマ化は黒木を誰がドラマでどう演じるかによって全く変わってくると思う。想像以上によかった。

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生徒役がうまい

オーディションを1年以上やったそうだが、今回の三浦くんにしてもよかったと思います。今後フューチャーされそうな、島津順くん、前田花恋さん、柴田まるみさんなどの演技の前評判は高い。

ボーリング場井の頭ボウル

原作との違いとして大きいのは桜花ゼミナール講師の憩いの場、井の頭ボウルの存在。個性あるマスターの大森新平さんとその娘、紗良さん。ボーリング場だけでなくスナック、そしておいしい定食も食べられるという設定。

基本的には桜花ゼミナールで生徒と接していたり、講師室での会話がドラマウラ表部分とすれば、ボーリング場ではホンネというかウラの部分ということになる。

マンガとドラマのつくり方の違いといったところか。多くのドラマに同僚とのたまり場での会話というのがあるからなぁ。

1時間見られる話しにする、愚痴などもふくめて共感を得るということであるほうがドラマの流れが作りやすい、グラデーションをつけやすい、ということがあるんだろう。と解釈しました。

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ボーリングができて美味しい食事とお酒が飲める講師たちのたまり場「井の頭ボウル」

 

主題歌、テーマソング

主題歌はDISH//でテーマソングがNewsだったかな。特にマイナス面はなさそう。まだあまり聞いていない。印象はそこまでないかなぁ。

配役など

メインキャストのお三方は、柳楽優弥さん、井上真央さん、加藤シゲアキさん「ありき」の配役、ドラマといえそう。演技面、視聴率、知名度などを総合的に判断した3人という感じ。年齢もマンガとは異なっているのでいろいろ違和感はないわけじゃない。ドラマから入った人は問題ないだろうが、マンガからの人は…

佐倉を演じる井上真央さんが、黒木を演じる柳楽さんより年上だったりとか。それにより、佐倉が中学教師経験者という設定変更まで行われている。

灰谷は黒木の後半という設定だが、加藤シゲアキさんが、柳楽さんより年上とか。

俳優さんありきでドラマ内の設定がかわってしまうのは、しかたがないかなぁ。

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講師のキャストは異論がありそう

シンクロ度が高い人とそうでない人がいる。橘先生、木村先生はいろいろ思うところある人もいるかも。桂先生は漫画そのまま。

橘先生、木村先生は原作とは全然違うんですよね。うーん、マンガに寄せようという感じでなく俳優の個性を持ち味にしてる感じ。今後の話の進み方にもよるが、割とアリ寄り。

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井上真央さんの酒のんでくだまくシーン

黒木からエッジの利いた言葉を言われて、ボーリング場で愚痴をいいながらお酒を飲むというシーンが定番になりそう。ドラマのみどころ?の一つかも。

原作ではファミレスでケーキを食べるといったシーンでしたね。

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リフティングのシーンは柳楽さんが実際やっている、ノースタントとのこと。上手いです。

 

第2話も楽しみです。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 


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第1話はここまで

以下は直前みどころSPのまとめです。

今日10月16日、午後に土曜ドラマ「二月の勝者ー絶対合格の教室ー」初回放送直前!見どころ公開SPが放送されました。今夜からはじまるドラマの見どころ、撮影の様子などが放送されました。

「二月の勝者」初回放送直前!見どころ公開SP

二月の勝者とは

週刊ビックコミックスピリッツ連載中、中学受験の実態をリアルに描いた漫画

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二月の勝者、登場人物

ドラマ二月の勝者は、難関中学合格多数のルトワックのトップ講師から中堅の桜花ゼミナール校長になる黒木役の柳楽優弥、黒木が校長となる桜花ゼミナール吉祥寺校の新任講師となる佐倉役の井上真央、黒木の元同僚のルトワック講師、灰谷役の加藤シゲアキなどを中心とした俳優陣が演じる。中学受験を舞台にした人生攻略ドラマ、とのこと。

⇒「中学受験」だけだと範囲が狭いと思ったのか、「人生攻略ドラマ」となってました。ふーん。

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撮影の様子

柳楽優弥さん、井上真央さんのクランクインの様子。

2月に雪が降る中学校の門で出会うシーンの撮影の様子など。30度以上の猛暑の中、真冬のシーン撮影だった。

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加藤シゲアキさんのクランクインの様子。

名門中学塾ルトワック講師灰原役。髪を明るくし、メガネをかけてのキャラクター作り。原作の灰谷にあるホクロもメイクで再現。御三家に合格させた保護者に囲まれ感謝される様子など。黒木の行動に疑問をもっており、その目的を探っている。

桜花ゼミナールの講師たち

努力と情熱をモットーとする橘勇作を演じるのは池田鉄洋。黒木の指導方法に反発気味。佐倉の相談相手の先輩女性講師、桂歌子を演じる瀧内公美。おっちょこちょいでお調子者の講師、木村大志を演じるのは今井隆文。

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新キャラ

原作にはない新キャラとして、桜花ゼミナール吉祥寺校の講師たちがかようボーリング場を経営し、スナックのマスターでもある大森新平を演じるのは、加治将樹。その一人娘、大森紗良を演じるのは住田萌乃。

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桜花ゼミナールの生徒たち

桜花ゼミナールに通う31人の生徒を紹介。オーディションの様子など。注目の生徒たちを紹介。

市川ぼたん:浅井紫役。市川海老蔵の娘で現代ドラマ初挑戦。

羽村仁成:島津順役。連ドラ出演経験があり演技派として注目。

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田中絆菜:前田花恋役。オーディションの様子を紹介

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山城琉飛:加藤匠役。

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前田花恋さんがルトワックの自習室で自習をしてるときに、ルトワック生にからまれるシーンがあったのですが、原作にはないですよねぇ。オリジナルっぽい。

31人の生徒のクランクイン

黒木と生徒たちの初対面のシーンの撮影。緊張のおももち「これは受験ドラマで、受験に向かう顔が取れないといけない~」と監督からの声。その後休憩時間で談笑する様子も。

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主演の柳楽優弥が中学受験塾ジーニアスで話を聞く

撮影の準備期間中にジーニアスの松本先生に話を聞きに行った。保護者への説明の仕方や柳楽らを目の前にして模擬授業を行った。「中学受験塾は教育ではなくサービス業」とも話、柳楽が大いに納得するシーンも。

黒木が桜花で最初に悩みを解決する件

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サッカー少年:三浦佑星、父親がコーチをするサッカークラブに入っており、塾にはサッカーボールをもって登校している。母親は受験に熱心で父親は無関心。間にはさまれている三浦少年。黒木はどのように悩みを解決するか?

 

ということで放送は今晩22時スタートです。

 

 


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