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『二月の勝者』の13巻がついに発売!最速レビュー【星を投げ返す】

二月の勝者13巻が10/12いよいよ発売なりました。昨日の記事をベースに最速でレビューします。

昨日の記事はこちら→

『二月の勝者』の13巻がいよいよ発売!見どころをチェック【中学受験保護者会】 - 中学受験の下書き

 

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『二月の勝者』の13巻がついに発売、即購入

週刊誌(ビックコミックスピリッツ)も追いかけているので内容としては把握しているのですが、13巻が出たらとりあえず速攻購入。

あらためて「みどころ」をお伝えします。昨日の記事では、アマゾンの紹介ページベースでしたが今日は若干ネタバレを含みます。

ネタバレは勘弁という方はお引き取りください

12巻のレビューはこちら→

 

二月の勝者 の第12巻が本日発売、感想・レビューあれやこれや - 中学受験の下書き

今までで一番面白いかもしれない一冊

最初に言っときます、この13巻かなり面白いと思います。

・内容としては

①慢心している生徒を引き締める方法

②黒木の独壇場、リアルすぎる保護者会

③桜花生の志望校がおおむね固まる。上杉君はどこを受験?

③黒木の二つの顔が一つに繋がる

二月の勝者 13巻⇒ https://amzn.to/3mHOABk

ついに12月に入り、激動の一年が暮れてゆく……
受験本番まで、あと50日!(amazonより)

表紙は黒木単独

13巻の表紙

どっかで見たことあるこのポーズ、ドラマを意識してるのかな。ポーズは1巻と同じですが、背景は富士山の日の出。初日の出か。1巻のときより絵がアップグレードされている!?

今回の13巻の表紙にいている1巻の表紙はこちら

可愛い教え子を「勝たせる」手法

12巻の最後で灰谷先生が「ここからがフェニックスの真骨頂」「教え子を"勝たせる"ためにはなんだってやりますよ」といってました。

上杉陸斗くんの慢心

上杉陸斗くんが志望校の麻布中学で合格可能性80%を取り上機嫌でした。12巻の巻末にあった13巻の予告には上杉くんは「また合格最低点を越しちゃった、もうやることなくね?」といっており慢心している感じです。

12巻の巻末、13巻の最初⇒

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どうやら灰谷先生は慢心する上杉陸斗くんに対して、何かをやるようです。さてその手法とは!!

灰谷流、勘違いして気が緩む子を引き締める方法

①過去問のデキが良かった、早いうちに合格判定80%などの結果に対して、「勘違いして気が緩むタイプ」にのみ使う。

②難問の演習・解きなおしで一度プライドを折る。志望校の少し下、麻布志望の陸斗くんでいえば準御三家の過去問から難問をセレクトし演習⇒解きなおしを繰り返す。難問を出し続けるのがポイント。

③1月の前受けの併願プランも各地区のトップ校のハードな受験でプライドを折る。

灰谷さんも後悔の残る受験をさせたくない、という気持ちからプライドを折ることが必要だと言っています。

 

 

史上初、2話ぶち抜きの「中学受験保護者会」再現

これがの12月の黒木による保護者会が超リアル、経験者の方は始終うなずきっぱなしでは??

・塾は勉強を教えてもらうだけではなく情報や戦略をお金で買うところでもある

⇒志望校の出題傾向や得意・苦手分野から何を優先すべきかがわかる。

・「お守り」代わりの学校ありますか?

⇒受験にまさかはつきもの、心の平穏のためにもお守りを用意しましょう。

・Web出願は事前にすませる。

⇒合否を見て出願する場合トラブルで出願しそこねることも。

・スケジュールやタスクは家族複数人で共有

⇒全員が見られる場所に貼る。

・Web出願はクレジット決済がおすすめ。

・志望理由の文面が不安なら塾に相談を。

・併願校のアンケート欄がある場合には正直に書くこと

・2月入試直前には決起集会的なものも。

・一月学校はなるべく休ませない

・本番直前は普段通りが一番、しっかり寝た子は強い

・本番直前期は自信をなくす難問は避ける

・持ち物や学校までの道順は本人に確認させる。

・子どもとケンカしない。

・親の仕事は「体調管理」「出願準備」「入学手続き」

・12月の模試には魔物が棲んでいる、正体は「非日常」

などなど。

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黒木のプレゼンがアツいです、高瀬先生の力の入れようがヒシヒシと伝わってくるないようになっています。このプレゼンだけも価値があります。アオっているように聞こえるかもしれませんが、割とマジめにそう思う内容です。

そうそう、保護者会の最後に黒木が保護者に宿題を投げかけます。それが簡単なようで難しいようで、とても深い!!

「入試当日に会場に送り出すその時の一言を考えておいてください」

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これで思い出したのが、私の過去ツイート

「受験で会場に入っていく子供になんと声をかけるか?」

模試は親にとっても模試という話。

桜花生が次々志望校決定へ。

ここでの注目は前巻で「開成を受験したい」と親に告白した上杉海斗くん。そのときに母親から「模試で合格可能性40%なら」という条件付きながら許可をもらったという状態でした。今回、最後の模試の結果がでます。40%に到達するのか?海斗くんは開成を受験できるのか?というところも今回決着します。

女子学院狙いのジュリ・まるコンビやもう一人の開成志望の島津くんなど志望校がきまります。そんな中まだ最終決定できていない子、もう少し面談が必要な子も。

その他の桜花生もそれぞれ、どっちでもいいという子供や、家族で悩みまくったりといった具合。

黒木の二つの顔が一つに繋がる

初期から少しずつ明らかになっていた黒木のウラの顔?繁華街でのアレの全貌が明らかになります。もう見逃せないです。繁華街で行われていたこととは?星を投げるとは?

そしてついに黒木の二つの顔が一つに繋がる……
“星を投げ返している”という黒木、その真相は?(amazonより)

そうそう4巻のこれ⇩ですよこれ、この「星を拾っては投げている」の意味が明らかにされます。星を投げるってどういうことなのか?読者の疑問にきちんとした回答が用意されています!これはご自身でご確認を。

4巻

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13巻

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小ネタ

ショーマの経歴

フェニックス出身で元黒木の教え子、大学附属のOK中(慶應のことね)からそのままOK大卒。自称「典型的なフェニックス生」⇒この経歴に妙に納得。

13巻さいごに

いままで全巻読んでいて、1巻ずつを比較したことはないのですが、この13巻って今までで一番面白い1冊になるかもしれません。中学入試という内容からしても徐々に盛り上がってきてるんですよね。10巻ぐらいからガゼン面白くなってきている気がします。

いよいよ12日発売です。内容がわかっていても楽しみです。

 

 

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