今日12/06は第6回合不合判定テストでした。来春2021年受験組の合不合判定テストは今回で最後になります。受験された方、本当にお疲れ様でした。
受験ドクターの平均点予想、当日配布資料などをレビューしたいと思います。
<2020/12/7 12:00>一部更新。
合不合の偏差値は9月~12月、4回の平均で見る
9月~12月の4回の模試で最高偏差値と最低偏差値で6ぐらいの差が出ると言われいるので、その平均で判断することが多いようです。人によっては10違うこともあります。保護者としては胃が痛くなるところですが。。。
前回の平均点などのデータ
男子平均点
算数:80.0
国語:84.8
理科:53.0
社会:58.0
4科:276.6
女子平均点
算数:71.2
国語:89.9
理科:49.4
社会:53.4
4科:266.1
今回の合不合判定テストのSNS反応
前回と比較して理社が難しかったというコメントがでています。一方で前回より易しかったというコメントもあり、平均点が上がるか下がるかまでは傾向として出てきていません。→上がった、下がったまちまちのコメント。結果としては前回レベル(もしくは微上げ)なのかなという感触。
今までの傾向として第6回の合不合は第5回より上がる傾向がありますが、今回もそうなるかどうかといったところです。
[コメント]受験ドクターの予想に関してはある程度妥当だが理社を含め気持ち高めの予想ではという感じ。
社会の森先生は、平均予想といいながら予想ではなく「生徒に取ってほしい願望の点数」を言ってる感じであり、社会につられて4科目も高めに出ている印象がある。あと四谷とサピックスの層の違いをどこまで認識しているか疑問。
結果でました。
男子
平均点
算数:84.4
国語:84.5
理科:55.3
社会:59.9
4科:284.9
女子
平均点
算数:78.1
国語:93.1
理科:51.6
社会:54.9
4科:279.5
本日配布された資料
今日の合不合判定テストで「参加者配布資料」が配られているはずです、しっかりよんでおいてください。
受験ドクターの速報解説
本日21時より、受験ドクターの速報ライブ解説があります。
国語の解説・平均点予想
物語文:難しかった。視点人物の男の子が使うことばが若干古い、
ただ設問は難しくない。そういう意味では標準的な難易度か。
登場人物にマルをつける、登場人物が二人でもつけること。
問2、自分で思うより大きな声が出た→反射的、感情の高ぶり。突発的。
問3、いい問題。意訳ができればイと選べる、小学生には難しいか。人と違うことを面白がる、個性の尊重。
問5、問題自体がわかりにくい。間違えても深追いする必要はない。
問6、自分の本心を打っている。出来て欲しい問題。
問7、記述:繰り返しという点を出さなければいけない点で難しい。
喜び、信じられないという思い、自分への反省がかけていればよい。
問9、消去法で、選択肢が易しい。
論説文:日本文化論、間や空白、の話。
問1,話題でわける。
問2、線引きの精度を上げる。線を引かず解けるほど入試問題は甘くない。
問3、標準的。
問4、50文字にまとめるのが難しい。はみだしやすい。
語句知識:ことわざは簡単、「の」の識別は受験生であれば区別できるように。
漢字:難しい漢字が若干。受験生が間違えやすい漢字、二律背反→パラドックス、逆説
平均点予想:80点前後。
算数の解説・平均点予想
前半、典型題。慌てず解けたのでは。[6]の小問集合の難易度も高くない。時間配分としては後半3題に時間がかけられた。
[1]計算問題、確実にできるように。
[2]小問みなれた問題。(2)4の倍数/6の倍数、ベン図か周期のどちらかで解く。両方解けるようになること。(4)円錐の展開図。面積や体積などの公式の復習を。
[3]タクシー料金、加算回数に注目、最後1回増やさないように。
図形の規則性、順番、問われている内容を表にまとめる。
[5]くりぬき立体、体積は必ず得点すること。表面積までできるとアドバンテージ。誘導がある場合はそれに乗る、ない場合は外側と内側に分けて考える。
[6]小問集合、解き易いが選んだ解法による面も。(1)長椅子問題
(3)直角三角形の折り返し。根拠はないけどなんとなく相似で解いた人も。
[7]3種類のベン図で解いていく。(1)は確実に正解を。(2)丁寧に条件を処理すればここまでは何とか。(3)3つを立式し、クラスの人数最小になるためには?式の差を注目する方法も。丁寧に書き出してみる。
[9]ダイヤグラム、時間がない中でどれぐらいできたか?気が付かなければ取れない面もある。
前半部分で無駄な失点がなければまとめることができる。
平均点予想:女子75~80,男子85~90
理科の解説・平均点予想
大問6題。小問集合、残り大問5題が通常形式。比較的基本よりの構成。
小問集合:問5圧力、体積が違うので重さが違う。
化学分野:塩酸+金属の反応、水素の発生。過不足なく反応している実験がない。
問6が計算が間違いそう。
生物分野:花の分類、基本的で解き易い、できれば全問正解を。問6共通するつくり、とうもろこし、イネ→単子葉類→これがない。有胚乳種子で選ぶ。
化学:水の状態変化。前半は見慣れた問題、問4までは確実に正解を。
問5、リード文からのブタンの問題。冷静に考えればあまり難しくはない。
問6は解きにくい。受験校のレベルによっては飛ばして可。難関校受験者は復習を。
地学:空気の上昇から雲ができるという問題。リード文。
問1~3は簡単なので正解を。問4以降は多くの受験生にとって厳しい。
受験校次第では飛ばして可。この試験時間内で読み解くのは難しい、その手の問題が出る学校の人は復習を。
物理:てこ。問4までは難しくない。問5以降は問題見た目で避けた人も、差がつき易い問題では。
理想としては60点以上だが…
平均点予想:57,8点。
社会の解説・平均点予想
大問5つ。明治大正の歴史、日本とイギリスの関係、物流・流通、関東中部の地理、コロナの現代社会。全体的には平均的な問題。
明治大正昭和、年号、前後関係が細かい、背景がわかっていなければいけない。
改元。問3、日清戦争前後の日本、朝鮮、清の関係。原敬→平民宰相。
関東中部の地理:表を見るのが苦手な人には難しかったかも。
コロナと不況:リーマンショック、アベノミクスなどの経済用語を押さえる。
記述、牛乳の生産量が給食がなくなったことで減っている。生活に密着した問題。
クルマの製造過程の写真の並べ替え、米作り、林業などでも考えられる問題。
平均点予想:65点、6割5分は取りたい
4科目の平均点予想
男子286~296、女子276~86
第6回合不合判定テスト・採点・成績スケジュール
こちらの記事に詳細があります。
・答案、点数・素点:公式にはテスト翌日12時だが当日夜に出ていることもある。→一部で素点が出始めたようです。<20/06/18:00>
・偏差値・順位・合格可能性:公式にも実際にも木曜日の12時から。
・志望校登録期間は12月7日23時まで。
・合不合の特徴:受験者が多い、広い範囲の学校での合格判定に信頼感がある。中学校がテスト会場、男女別偏差値。解説授業・父母説明会がある等。
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