コロナ禍で四谷大塚の第1回合不合判定テストが自宅受験になった。首都圏模試なども自宅受験、現状ではやむを得ない。今後も自宅受験のテストは増えるだろう。自宅受験でも偏差値や志望校判定もでるがこれが曲者だったりします。
・自宅受験になるとデータとしての精度が不安定
カンニングは論外ですが、時間を正確に測らないとか、終了後ちょっと書き換えたりとか案外データが不正確になる要素は多くあります。
また実際の受験はオンライン受験にはならないでしょうから、自宅受験の割合が多いとそれだけデータとしての信用度が落ちます。
・そもそも自宅受験に強い人、会場受験に強い人がいる。
従来のような会場に出向いて受験するのを「会場受験」と呼んだとして、自宅受験が強い人、会場受験が強い人というのがいます。過去問演習などにもつながる話なので、自宅受験に強いタイプか会場受験に強いタイプかを考えてみるとよいと思います。
・自宅受験に強い人とは?
自宅受験に強い人というより、自宅だと実力を発揮しやすいが、会場受験だとちょっと苦手な人という人です。よくある理由としては、知らない人に囲まれたり、試験特有の空気感が苦手で、緊張してしまうタイプ。会場受験は基本的に4科目連続でテストを受けますが、体力的に4科目連続がしんどいという人もいてそういう人は科目間の時間をあけると(良いか悪いかは別にして)点数が上がることがあります。
たとえばマラソンを走るときは、基本的には集団で走った方が速く走れるのですが、一人で走った場合に大きくタイムが落ちる人と集団でも一人でもあまりタイムが変わらない人というのもいます。
・会場受験に強い人とは?
試験会場の独特の雰囲気でアドレナリンが出て、いい緊張感と集中力が持続できる人がいます。完全に自宅受験より会場受験向きの人です。会場受験をイベントとして楽しめたり、まわりとの競争が好きだったりします。自宅受験になると、漫然と集中力がない状態で受験してしまい力が出せないことがあります。単に自宅だとやる気ででない、怠けてしまうという人もいます。
・自宅受験の受け方
基本的には会場受験になるべく近づけるのがポイントです。
・時間をきっちり測る。デジタル時計で秒単位で「はじめ」「おわり」をきっちり測りましょう。1秒も伸ばしてはいけません。途中で時計止めてトイレとか論外です。
・試験の邪魔に入るものは視界にいれない。マンガやゲームなど生活感のあるものは集中力を妨げます。
・これはできればですが、自宅受験の場合でも、会場受験本来のタイムテーブルに揃える。開始時間、科目順、科目間の休憩時間を揃えてやる。
・トイレ、食事は事前にすませる。
・試験時間に家族、兄弟が邪魔しないようにする。
・体調を整えて試験をうける(疲れているときはやらない)
・ちょっとオマケ?して自信を持たせる、ようなことは絶対しない。自宅受験は秋以降の過去問演習にもつながってくるので「きっちり」やるようにしましょう。
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