中学受験の下書き

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中学受験の過去問演習で合格最低点に届かない時にやるべきこと【いつ取れる?】

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12月に入っていますが、過去問演習の進み方はどうですか?

冬休みに集中的に過去問をやると言う方もいるかもしれません。

この時期にある悩みといえば、「過去問で合格最低点を超えられない」というものではないでしょうか。

11月終わりぐらいから、まわりでも合格最低点を超えはじめた、という話がはいってきて焦るものです。今回は過去問の点数が合格最低点を超えないときにやるべきことを書きます。

ウチは過去問に苦戦し、合格最低点を最初に超えたのは12月25日でそれも第4希望の学校でしたがそれでも最終的には第一希望の学校に合格しております。

「だからダイジョブ」安易に言うのは楽天的すぎると思いますが、ネガティブになっていいことは何もありません。

過去問の点数が合格最低点に届かない時やってはダメなコト

まずしてはいけないことを書きます。まずはやってはいけないことをやらないことから始めましょう。

点数が取れないことを怒らない・焦らない

点数が取れないことに対して子供を怒ったりしてはいけません、あと子供を焦らせたり、保護者自身が焦ったりしてはいけません。メンタルが問われますが、ガマンです。焦ること、焦らせることでは何も解決しません。

極端な話、試験の前日まで1回も最低点にいかないとしても、焦りを口に出してはいけません。状態は子供が一番わかっているからです。実際あせってもしょうがないです。

過去問をむやみやたらにやらない

これもやりがちな失敗ですが数打てば当たるとばかりに連続して同じ学校の過去問をやりまくるのはダメです。点数を取りたい過去問は少し間隔を置いて、対策をした上でやるほうがいいです。

慣れない参考書や問題集をはじめない

「〇〇中の算数対策」みたいな本を買ってきてやりたくなりますが、これもやるときは慎重に。まず現在も塾の通常授業や日曜特訓などで手一杯ではないでしょうか?

そこに新たな独自問題集を突っ込むのはオススメしません。やったとして復習する時間ありますかね。時間は有限なので、新しい何かをやるなら、何かを削ることを合わせて考えるべきです。

 

合格最低点に届かない時にやるべきこと

失点・得点の分析と目標

上に書いたやってはダメなことで、点数が取れないのにむやみやたらに過去問をやるのはダメとかきました。過去問の数は限られているので、1回終わったときに、できなかったところの対策を少しでもして次の過去問をやるべきです。

やるべき流れを頭に入れる

過去問→復習→対策→自信→次の過去問というスパイラルが大事です。

例えば、過去問→過去問→過去問と改善プロセスがないのはNG。 

科目目標点を立てる

合格最低点を突破するために必要な点数を各科目ごとに出す。科目目標点。

各科目、受験者平均点と合格者平均点の中間あたりの点を取ると合格最低点となることが多いようです。子供の実力に合わせて点数を出しましょう。

例えば 国語70,算数65,理科25、社会30とか。(算国100点満点・理社50点満点)

科目目標点に対して足りていないものを分析

次に科目別目標点に足りないものを分析します。

失点傾向

 ミスなのか、知識が足りないのか、捨て問選択ミスなのか、手も足も出ない問題か

苦手分野、要復習分野の抽出

赤本の出題分野表を見ながら、苦手な分野かつ得点率が低い分野を中心にピックアップします。
 国語は出題分野表の意味があまりないので、知識、書き抜き、選択肢、記述のどの分野が苦手なのかを意識する。
 算数、理科、社会は出題分野表から得点率の低いところをピックアップ。

 例えば、

 ・算数:立体図形、場合の数、速さ
 ・理科:天体、人体、水溶液、物体の運動
 ・社会:農林水産業、近代~現代、国会・内閣
 分野はそこまで厳密に気にしなくていい。

1つの分野で1時間~2時間程、過去にやった問題を復習する

使いなれたテキストを使う

・過去につかったテキスト、今使っているテキスト
・模試の復習 学校別オープン試験、過去問、合不合・サピックスオープンでデキがよくなかったものの復習

この場合は、正答率が高くて自分が誤答したものを選んで復習解きなおしをするといいです。時間をかけすぎず1分野1~2時間程度が理想ですが、短くてもいいです。分野をさらに絞って1分野だけでもいいです。

大事なことは、

その分野を少しでも克服したという感触を持つということで、

そのポジティブさが次の過去問で活きます。

 実際この解きなおしだけで飛躍的に能力が付くことは少ないと思いますが、漫然と過去問に取り組むのではなく、過去問→復習→対策→自信→次の過去問という流れをつくって少しでも積み上げた上で次の過去問に臨むことで積み上げが期待できます。

過去問に対してポジティブに思えることが大切です。

あと次も合格最低点に行かないことも多いでしょう、ただ改善しているところも見つかるはずです、時間配分が良くなった、計算間違いが減っている、公民知識問題が解けている、ほめる、前進を感じるところはどこかにあるはずです。

過去問をやる環境・条件

 合格最低点を狙う場合は以下の点に注意する

体調がいいときにやる

  1日勉強した後とかだと、体力的、集中力的に厳しい。点数も下がる。

集中できる場所で行う

  過去問を行う場所。テレビがついた状態とか、試験に集中できないような場所ではやらないこと、これも点数が下がる。会議室などを過去問用に借り切るというケースもあります。市の学習室なら時間数百円程度です。

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 つまり、体力、集中力、があるときに、静かな場所で過去問の取り組みます、これだけでも点数が変わってきます。

過去問をやる順番

 可能なら実際の試験と同じ順番で1日で1回分の過去問をやるのが理想。科目間は10分程度がいい。開けすぎないこと。

 1日でやることが望ましい。科目の順番はそれほどこだわらなくていい。

 大事なことは、問題をやる条件をそろえてやることです。

 

 

さいごに

合格最低点を超えない時期が長くなると、焦るし精神的に結構キツイです。実力と志望順位を天秤にかけ、行っても良いと思える学校で合格最低点を超えるというのを目標にして進めましょう。

そして学習を「積み上げる」という意識が大切です。

まだ焦る時間ではありません、時間は十分にあります。

 

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