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【中学受験】国語の解き方と試験開始直後のコツ【読解記述】

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国語の試験での解き方のコツについて、自分が解いて感じること、塾の先生が話していたこと、子供から聞いたこと等、参考になりそうなことをまとめてみました。

国語の解き方と試験開始直後のコツ

試験開始したらまず解答用紙を見る

以下を一瞬で確認します。問題用紙ではなく解答用紙をまず見ることが大事です。

①大問の数

②記述の数、だいたいの文字数

③書き抜きと選択肢問題の分量

④漢字の出題数

国語は他の科目より、解答用紙から得られる情報が多い科目です。

上の①~④がわかると、おおよその時間配分や進め方を決めることができます。

特に記述の数と文字数の確認は大事です。

解答用紙を見る時間は2-3秒程度でOKです。

読解は読む前に分量を確認する

読むスピードに自信がない場合は、記述の量と同様に論説文と小説文の素材文の量を確認してから読み始めましょう。なかなか終わらないなぁと読み進めてみるととても長い文だったというのはよくある話です。

 

では、次に国語の問題の解き方とポイントについて

知識問題の難易度

最初にある語句・漢字の問題が難しいときは注意。難しいのは周りの人にとっても同じですが、知識問題の難易度が高いと時間が取られるため、読解問題が最後まで解き終わらない可能性が高くなります。時間配分を気を付けて!

知識が簡単なときは平均点が上がります、知識問題が難しいと平均点が下がります。これって単に知識の平均点の上下だけ点数が変化するという話だけではなくて、知識問題が簡単だと、読解に回す時間が相対的に増え点数が取りやすくなり、難しいと読解の時間が少なくなり点数が取り難くなるということもあります。

 

時間が足りない!

時間が足りない人は、「読むのが遅い」か「解くのが遅い」かのどちらかあるいは両方。

読むのが遅い人は読むときにストップウォッチで時間を測るようにしましょう。ただし焦って読んではいけません。2度3度読まなくてはいけなくなってしまいます。多少ゆっくりでも1度の読みで済むほうが時間短縮になります。理解度が落ちないようにして少しスピードを上げるぐらいでいいです。

解くのが遅い人

①選択肢の最後の2択で迷ってしまう。消去法で間違っているところを見つけるのに時間がかかる。なんとなくや自分の常識で判断せずに、本文の内容で考える。

②書き抜き問題で目途をつけず本文中を探しに行ってしまう。→目途が付かなかったら一旦飛ばす。

③記述で時間を使う。記述の解答については後ほど。

逆に時間が無限にあったら大幅に点数が上がりますか?

記述で満点は難しいですがそれ以外の、選択肢問題、抜き出し問題について、時間が無限にあれば点数が大幅に上がる、満点近くなるという人は時間の使い方、読むスピード、解くスピードを改善していくのが良いと思います。

設問から先に読むやり方は?

時間が足りなくなる人は問題文より先に設問を読んでおくというやり方がありますが、試してみてもいいとおもいます。勧めるかというと微妙ですが。

・メリットとしては、問われる内容をざっと把握してから本文を読めるので時間短縮につながる可能性がある。

・デメリットとしては、設問や選択肢(当然間違っているものも含まれる)を読むことで間違った先入観が入る可能性がある。

私はあまりこの方法は基本やらないのですが、まわりにやっている人もいるので相性みたいなのがあるかもしれません。

読むスピード 

600字/分以上で読めると読解問題はラクになります。朝日新聞の天声人語が600字です。1分以内で読んで頭に入っていればスピード面で足を引っ張ることはないと思います。 

速く読むには線で読むというより、ブロックごとの面で読むというイメージです。日ごろから練習する必要があり、試験本番ではやり慣れないことをやってはいけません。

 

できる問題から

どんな試験でもそうですが、国語でもできる問題から手を付けます。
漢字、知識問題が最後にまとまっているテストもあります。時間がかかる記述は最後に回しましょう。 

キーワード、論旨を押さえる

論説文では特にですが文章のキーワードを見つけることが大切です、繰り返し出てくる言葉が文章全体のキーワードになっていることが多いです。そのキーワードを意識して各設問に解答しましょう。また論説文には筆者が言いたいことが必ずあります。その論旨を説明できるように。先入観に惑わされず、内容を正しく読むということがなにより大事。

記述問題はレベルによる

記述問題の空白は避けたいところです、レベルにもよりますが、わからない場合でも本文のキーワードから部分点狙いで何かかけるようにしときましょう。

①設問の内容に正しく答える必要があります。

「どういう人が説明しなさい。」→●●という人、●●な人。

②記述に比喩表現や具体例は使わない。→ 一般化された文章を使って解答する。ただし、「具体例を挙げて説明しなさい」、のような指示があるときは例を使ってOK。

③いきなり解答を書きはじめると重複した記述になったり書いて消してを繰り返して時間がなくなったりします。一度、書くパーツ(要素)をいくつか決めた上で書き始めたほうが字数も合わせやすいし内容もまとまる。

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