学校ごとに入試問題の出題傾向は異なりますが、教科ごとの配点も違いがあります。配点だけで学校選びをすることはないですが、違うと気になるものです。今回のテーマは「配点の違い」です。
傾斜配点か均等配点かで合否に影響がでる件
学校ごとの配点の違い
学校ごとの配点の違い一覧

均等配点の学校
・適してない人→国語と算数の両方が得意である。
国語・算数の配点比率が高い傾斜配点の学校
慶応中等部、早稲田実業、栄東などは国語、算数の配点が高い学校です。もっとも高い学校は国語33%、算数33%で理社がそれぞれ国算の半分となる学校で表内だと巣鴨、雙葉、豊島岡、栄東、浦明、慶応中等、渋渋、早実が該当します。
均等配点の学校とは逆で国語、算数が得意だと有利になり、両方得意だと圧倒的に有利になります。
どちらかが極端に不得意科目の場合、他3科目での穴埋めは難しくなってきます。
特に算数はもともと差ができやすい科目なので、配点が大きいこのケースだと算数だけでほとんど合否が決まるケースさえあります。
傾斜配点は理科・社会の配点が少なくなる傾向があるので、これらが不得意な人にはには向いている配点でしょう。
国語・算数が両方得意科目という場合は圧倒的に有利なので、強気で思い切ったチャレンジも可能です。国語、算数の配点が高い学校は、一般的に逆転合格が起きやすい印象があります。
適している人→国語か算数のどちらかまたは両方が得意な人。
理科と社会が不得意でも国語と算数の点数で合格してしまうケースあり。
適してない人→どちらかというと理科、社会が得意な人
ちなみに灘は?
灘は2日間試験があり、試験科目は国語・算数・理科の3科目です。社会はありません。勉強の中心は算数(そして国語)になります。1日目:国語(80)算数(100)理科(100)2日目:国語(100)算数(100)合計で500点満点、国語と算数がそれぞれ200点。つまり40%を占め、首都圏のどの学校より国語と算数の割合が高くなります。
まとめ的なはなし
実際は、配点だけで決まるのではなく、問題の難易度により差がつきにくくなったり、つきやすくなるなど配点以外の影響も多いです。