三田国際学園中高のwebに以下のようなオンライン授業の記述があります。
http://www.mita-is.ed.jp/news/detail.html?id=1535
現在は緊急事態宣言を受け、教員も自宅から遠隔で授業を行っております。
生徒たちの生活リズムを保つため、毎朝Zoomを利用したHRから始まり、オンライン授業と自宅学習時間を組み合わせて一日6時限の時間割で構成しています。
学びの環境は学校から自宅へと変わりましたが、Zoomなどを活用しながらオンライン授業でも意見交換を積極的に取り入れ「自ら学び、考え、発信する」習慣を大切にしています。
これ日経新聞(朝刊)の4月27日版に三田国際のオンライン授業が取り上げられています。一部は日経オンライン版で見ることができます。(会員登録で全文見られます)
遠隔授業、教師も在宅 休校延長でオンライン教育 生徒の学び サポート徹す :日本経済新聞
ざっくり三田国際オンライン授業を説明するとこんな感じ
・入学時にタブレット端末を購入済。美術・体育を含む全科目の遠隔授業を実施中。
・遠隔授業は以下のポリシーで時間割を作った。
①生徒の集中力、ネット回線の問題から長時間の連続講義はしない。
②一日のリズムを作る意味で、今までと同じ朝から午後までの時間割。1コマ時間は45分から40分に変更。
③学校授業の内容を遠隔授業[ネット授業](生徒と教師で同じ時間の共有が必要なもの)と自宅学習(調べもの、音読など必ずしも共有が必要ないもの)に分けた。
④時間割の一例
9:00- 9:40 遠隔学習A
10:00-10:40 自宅学習
11:00-11:40 遠隔学習B
13:00-13:40 自宅学習
14:00-14:40 遠隔学習C
15:00-15:40 自宅学習
・定期テストなども不透明で、成績評価方法も今後の課題。
・教師は「丁寧に教える」より「自律的に学ぶように導く」という意識改革が必要。
[コメント]従来の対面授業の「置き換え」でなく「授業設計」から見直している印象です。時間割も考えられていると思います。基本的にネット授業でやることを絞り込んで、その間に自宅学習を組み合わせるのは、効率的だと思います。また、長時間のネット授業を避けることで、疲労の蓄積やダレるのを防ぐ効果も期待できます。
中学受験の塾で考えると、小学生をターゲットにするわけですから、より疲労の蓄積などには気を使う必要があります。今の各塾の対応を見ていると経営ばかりに意識が行っているように見えます。コマ時間を短くする、ネット授業の間に自習時間を組み合わせるなどの生徒に寄り添った、指導を考えてもよいと思います。
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