気になったニュースがあったので深掘りします。
https://mainichi.jp/articles/20200328/k00/00m/040/002000c
中学校入試の算数で出題ミス 合否に影響なしも「苦しい言い訳」 大阪府教委
大阪府立富田林中学校の算数入試問題で、出題ミスというより発表した解答が間違っていたが、それを正さずに解釈の違いのようにごまかそうとしているという記事。
2020年大阪府富田林中の算数入試問題で誤答が正解になっている件。正しく採点しなおすと合格者が変わるので認めないんだろうけど、ひどいな。
— 中学受験の下書き (@jukenshitagaki) 2020年4月3日
「4色すべてつかって」と明記しておいて4色使わない組み合わせも正解にすると、問題が成り立たないhttps://t.co/qYvfLXlbBnhttps://t.co/twU0CR15Hr
まとめると以下の通り
・合格者発表から1か月半以上たって出題ミスを発表。
・府教委は2通りの解釈ができるとしているが、問題をどう読んでも2通りの解釈はできない。4色すべて使うとの記述があるので、3色の組み合わせはカウント不可で府教委のの解釈は誤り。
・最初に発表した誤答(10通り)を正解のままにしている。本来の正解(8通り)を新たに正解に追加して、2通りの答えがあるとしてる。
・教育関係者からは「ミスをごまかしている」「追加合格などの処理を避けるている」との声があがっている。
・塾関係者からは常識的な読み方をすれば解答は8通りしかありないとのこと。
・正解の8通りだけを正解とした場合、合格者が入れ替わってしまうため
2つの回答を正解にしている模様。解釈の違いに持ち込み正解が2通りとしたことで、最初に発表した合格者からの変更はないようだ。
・個人塾経営の男性「追加合格などのややこしい問題を避ける言い訳ではないか。『条件表記が不十分だった』と別の理由を持ち出していると感じた」
大阪教育委員会のホームページより
令和2年度大阪府立富田林中学校入学者選抜における適性検査問題の出題の誤りについて
twitterの声
2通りの解釈はできないのでは?
— 🦊ひろz👸👶🎃⸜🌷︎⸝💙🌸🐷 (@zako22) 2020年3月28日
「4色全てを使う」と問題文に書いてあれば、「3色しか使わなくても良い」という府教委の解釈は成り立たない
解釈は1通り
(「4色まで使える」なら「3色した使わなくても正解」だけど)
入試問題でも出題ミスは発生しうるものです、それでもミスに対しては
ごまかすのではなく、真摯に対応して欲しいと思います。
twitterでも言われているとおり、この問題は2通りの解釈はありえず、
4色すべ使うと問題文にあるなら、3色しか使わないものを数えてはいけない。
府教委の問題発覚後の不誠実な対応には残念に思います。
出題ミスというより初歩的な問題で誤答を正解にしてしまったといケースです。正しい正解のみで合否の再判定をすればいいのではと思いますが。
何が問題か知りたい方用に、簡単な例を使って何が問題なのかを説明します。