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日経『中学受験「落ちた」を糧に あくまで通過点、長い目で』の記事を深掘り【安浪京子先生】

日経『中学受験「落ちた」を糧に、あくまで通過点。長い目で』の記事を深掘り【安浪京子先生に聞く】

今日、日経オンラインで安浪京子(いわゆる、きょうこ先生)に取材した日経記事『中学受験「落ちた」が糧に あくまで通過点、長い目で』というのを見つけましたので、深掘りというかレビューします。

 

注・これ有料記事ですが、無料会員に登録すると月に10本ずつ記事が読めます。全部読みたい人は無料で登録すると全文読めます。

 

 

 


では早速、記事の内容のまとめとそれに対するコメントなどを書いていきます。

記事『中学受験では「第1志望校に合格するのは3割」といわれるなど、子供の頑張りが必ずしも報われるとは限らない。』

【コメント】よく言われる、第1志望校に合格できる人は〇〇問題。「3人に1人」、だったり、「4人に1人」だったりします。今回は「3割」ですね。これ志望校が国立公立か私立によっても変わります。今年は激戦だったから第一志望合格率は減っているかもしれません。

記事『結果が希望通りでなかった場合どうする?』
 →「不合格が失敗ではない。経験は今後の受験に生かせるし。合格がゴールとなっては意味がなく、入学後も脱落する子もいる。通過点という意識を。」

【コメント】合格にはとことんこだわるべきだと思いますが、実は一生の大事な何かが決まるという感じでもない。通過点という意識を持つのは大事。これは不合格だった場合でも、合格だった場合でも同じ。

記事『志望度が高くない学校に進む例もある』
→第2、第3志望に進学する確率の方が高い、入試当日は何が起こるかわからない。
→あらかじめ「受験先は全て進学先」と考えて丁寧に準備すること。
→偏差値が低いすべり止め校だと侮り、過去問対策不足で受験して不合格になる例もある。 

記事『結果が希望通りでなかった場合どうする?』
→不合格でどん底ならそれだけ成長余地があるということ
→子供より親が切り替えられない傾向。親が引きずるのは構わないが、前に進もうとする我が子の足を引っ張ってはならない。「女優になってください。」

【コメント】よかれと思って受験校を増やしたが、対策できずに不合格が続くというケースは多い。対策可能な範囲を見極めること。特に近年1月校や午後受験などにより受験校が増える傾向がある。

 あと、親が引きずるのは本当にそう。難しいのは承知の上だが、気持ちを切り替えることが大事。

 

 記事「中学受験を目指す家庭へのアドバイス」
 →志望校は本人がきめるべき。
 →家庭で補えない部分は塾などに外注可能。
 →進学塾は習い事ではなく、やらされている状態だと身につかない。

【コメント】子供ごと家庭ごとに受験は異なると思います、何の為に受験するのか、本人はどう思うのか、やる抜く覚悟はあるのか両親と子供で確認したほうがいいと思います。

記事『首都圏で中学受験する子供は2016年から増え続け、20年は圏内小学生の5人に1人である6万人に上り、1都3件の募集定員の合計を大きく上回る』
小川大介氏「一昔前のブランドイメージやママ友の口コミに左右されて受験校を選んたパターンが多く見られる」
安浪さん「受験を取り巻く状況の変化が激しいのに、過去の成功例に基づいた塾の提案に沿って受験し、全落ちする例もある」。

【コメント】大手塾の在籍数や模試受験者数を見ると、2021年も2020年同様かそれ以上の激戦が予想されています。受験率は上昇する見込みです。中学受験率の上昇は以下のような要因があります。ここら辺は塾の説明会や2020年結果報告会で語られると思います。

①教育意識の変化、公立中学教育への不安、先取やよりよい教育の希望。
②2020年以降の大学入試制度の不透明感→大学受験回避願望。
③首都圏私立大学定員の厳格化→私立大学の難易度が上昇。
④算数1科目や英語を選択科目として加えるなど受験科目選択の多様化。
⑤柔軟な思考能力を測る適性検査入試の増加。

 

 

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