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【8/29 NNオープン!直前】早稲アカNN志望校別オープン模試の対策法5選

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8/29は第4回学校別NNオープン模試が行われます。無料のオープン模試は今回が最後、次回以降は有料となり「NN合格判定模試」となります。今回は最終NNオープン模試の対策などについての記事になります。

第4回NN志望校別オープン模試

志望校別オープン模試

他塾生も含めて、NN対象校を志望する受験生を対象として、問題傾向もその学校に合わせて作成され、合格可能性も出ます。

合不合判定テストなどの総合模試とは異なる「学校別模試」で母集団、出題傾向、難易度が本番の入試に近くなるため、より精度の高い合格可能性を知ることができます。

秋以降に行われるNN学校別対策講座の受講資格選抜試験でもあります。

無料で午前・午後・在宅の3校のオープン模試を受験することが可能です。

NN講座受講するための選抜試験

NNオープンも今回で4回目。

9月からの秋以降のNN志望校別コース(通称NN)を受講するには今回のオープン模試で基準点の突破が必要です。基準点は対象校によって異なりますが、だいたい受験者平均弱の点数で、合格可能性40%ぐらいが基準になることが多いようです。
基準点は時期的に後になればなるほどあがる傾向になります。

 

第4回NNオープン模試対策

NN受講資格を取ることを最優先にする場合としない場合で多少アプローチは変わってきますが、NN資格を取ることを念頭においた対策を考えます。

目標点数を決めて逆算して考える

過去のNNオープンの基準点(もしNNオープンを受験してない場合は、実際の入試の合格最低点x0.8程度)から目標とする点数を決めます。NN受講資格を目標にする場合は、選抜基準点でいいと思います。

目標点の合計が決まったら各科目ごとに落とし込みます。例えば、国算が各100点、理社が各60点ならば、320点満点、目標が170点とすると自分の実力から各科目でどのように取れば170点に到達するかを考えます。

国語 50、算数 60、理科 30、社会 30とか。

必要な点数がわかると、落として良い点数がわかります。少し難しい問題が出たとしても半分は間違ってもいいと思うと少し気がラクに思えませんか?

各科目の点数をより細かく分野ごとに落とし込んでも良いです。

国語でいえば、知識7割、論説 4割、物語 5割等。ある程度の目安の点数を決めておくことにより、実際にテストの結果がでたときにどの分野の点数が低かったかをふりかえることができます。

対策は5本立て

次のオープンまであと1週間。対策としてやれることを書いておきます。

過去に間違った問題の復習

これが大事です、過去のNN問題、講習の問題、模試の問題、夏期講習のテキストの問題、間違った問題を復習して同じような問題が出たときに落とさないようにすることが大事です。難問を解く必要はありません。入試問題を、基礎、応用、発展の3つの難易度にわけるとすると、基礎と応用までで十分です。過去に間違った問題の復習が一番大事と肝に銘じましょう。

初見の基礎問、応用問題への対応

次に大事なのは初見問題への対応です。合不合の点数は取れるのに、NNだと点数が取れないという人は初見の問題に弱い傾向があります。見たことがある典型問題は解けるが、その場で考えて解くような問題が苦手なことです。これは復習をするだけでは身に付きにくいので初見の問題に当たって、解く手がかりを見つけ問題を解けるようにしていく演習が必要です。

NNオープンの問題を見たときに何をどうやっていいのか、全くわからないという場合は初見の問題の演習量が足りていない場合が多いです。

捨て問題の見極め

合不合とNNオープンの問題差は超ざっくり言うと難易度の差です。NN校の合格を目指す場合、合不合の問題だと算数の一部を除き、全問解くという前提で、捨て問はあまりないと思います。同じような感じでNNオープンに臨むと、時間が足りない可能性が高いです。算数では解くに、解ける問題、解けない問題を短時間で見極める能力が必要になってきます。

1つの問題に執着せずに、全体として解ける問題を最大にしていく考え方が大事です。

日頃の演習でも問題の難易度を見極める練習をしておきましょう。

 

テスト時間の管理

上の捨て問題の見極めにも似ていますが、NNオープンは国語・算数では時間が足りなくなることが多いので、テストの時間管理が大事です。

国語・算数でいえば、解くタイムテーブルをざっくり作っておくと良いです。

国語⇒漢字5分、論説20分、物語20分、2週目・見直し15分とか。

算数⇒[1][2]計算・1行問題15分、[3][4]平面図形・速さ15分、[5][6]立体図形・場合の数20分とか。分野がその通りに出るとは限りませんが、中盤まで30分とか、ざっくりとした目安を考えておきましょう。

問題の難易度の見極め、勝負どころの見極め

上の捨て問、時間管理に通じるところですが、問題の難易度を見極められるようにしましょう。A基礎(取れて当たり前)、B応用(差がつく問題)、C発展(ほぼ誰も解けない問題)のように問題ごとの難易度を予想できるようにしておき、Aは落とさないようにし、Bは〇割とか自分の目標を立てておくことです。

算数で難しい問題でも図や表にしてみる、問題の可視化をすることで解くヒントが見つかることも多いので手を動かしてみることも大事です。

その他の対策

以前のオープン模試のときに記事にしていますのでご参照ください。

NN志望校別オープンの攻略と心構え

早稲アカNN志望校別オープン模試。攻略法・目標点数の設定・問題の品質など - 中学受験の下書き

NN志望校別オープン科目ごとの対策

早稲アカNN志望校別オープン模試と科目別の心構え - 中学受験の下書き


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