2021年入試変更点ですが、5月に更新が発表された学校も結構ありましたので、定期アップデートします。コロナ影響により中学受験日程も変更の可能性がありますが、今のところコロナによる分散入試などの情報は特にありません。
高校募集停止
都立富士・武蔵:2021年度より、高校募集停止(完全中高一貫校に移行)
都立両国・大泉:2022年度より、高校募集停止(完全中高一貫校に移行)
本郷 :2021年度より、高校募集停止(完全中高一貫校に移行)
豊島岡 :2022年度より、高校募集停止(完全中高一貫校に移行)
→高校入試での選択肢減少が懸念です。都立中高一貫も本郷も中学入試での定員を増やす方向に動いていますが、豊島岡は変更しないと言っています。これが不思議。
豊島岡2021年高校募集停止。
— 中学受験の下書き (@jukenshitagaki) 2020年5月21日
不思議なのが学校が「中学の定員を増やさない」と明言していること。高校1学年の人数が330人→240人と約3割減るんですよ。経営的にも痛手になりそうなものですが…
教職員の人数は一朝一夕に変えられるものではないので、しばらくは手厚い教育が受けらるように思えます。
中学入試変更
芝浦工業大学附属:2021年度より、男子→共学
聖徳大学附属女子:2021年度より、女子→共学(光英VERITAS[ヴェリタス]に校名変更)
吉祥女子 :2021年度より、2月1日・2日・4日入試⇒2月1日・2日の2回入試に変更
獨協中学校 :2021年度より、2月1日午後入試を新設。下記参照。
神奈川大学附属 :2021年度より、全体的に変更。下記参照。
桐蔭学園中等教育:2021年度より、2月2日午後入試(国算)を新設。特別奨学生選抜20名。
川口市立高等学校附属:2021年度より、開校
東邦大東邦 :2021年度より、推薦入試定員が30名→40名、前期入試定員が250名→240名に。
お茶の水女子大附:2021年度より、試験内容変更。従来 4教科(国算社理)が以下のように変更。
[検査Ⅰ]国語を主として、基礎基本、情報活用能力を重視。資料の読み取り等。
[検査Ⅱ]算数を主として、基礎基本、数理的思考力を問う。
[検査Ⅲ]社会科学、自然科学、思考、表現活用する力を測る。
2020年に共学化した品川翔英中学校は受験者数が増えており、共学化により受験生の確保に成功しています。女子校→共学校、男子校→共学校どちらが多いかと言えば、2:1~3:1で女子→共学のパターンが多いです。元々男子校より女子校のほうが数が多いこと、生徒集めの手段の一環として共学化を行うことが多いためです。男子校→共学校になるケースは芝浦工大附属もそうですが、大学の付属が多いですね。
お茶の水女子大附属の入試変更は大きいです。大学入試改革などを見据えての変更だと思われます。対策が必要なので注意です。どの入試で受けるかもポイントになりそうです。私立との併願も従来より難しくなるかもしれません。学校説明会は必ず行きましょう。入試問題の説明もあります。
【2021年入試変更情報】
— 中学受験の下書き (@jukenshitagaki) 2020年4月1日
獨協中学校 2月1日午後入試を新設
(カッコ)内は定員
2020年 2月1日午前(80)、2日午前(90)、4日午前(30)
2021年 2月1日午前(80)午後(20)、2日午前(70)、
4日午前(30)
神奈川大学附属中2021年の入試が
— 中学受験の下書き (@jukenshitagaki) 2020年5月8日
入試日、科目、午後入試の導入と大幅に変わります。
2020年
2月2日午前4科
2月3日午前4科
2月5日午前4科
↓
2021年
2月1日午後2科 国100算100
2月2日午前4科 国100算100理75社75
2月4日午前4科 国100算100理75社75
定員も配点も変わっているので注意!
中学入試の変更点の全体的な傾向
最近の傾向として午後入試の新設が相次いでおり2021年も継続しています。また、2月1日~5日が東京受験日程ですが、全体として、試験日程の前倒し、前半で定員を確保したい学校の思惑が見て取れます。吉祥女子が4日入試を中止したこともその表れです。神大付属も2日3日5日の日程を1日2日4日に変更するという試験日の前倒し傾向が見てとれます。今後オープンになる情報も、基本的には前倒しがほとんどで、後ろ倒しになるケースは稀だと思われます。併願戦略を立てるときには従来から言われていますが、午後入試や1月校も含めて、前半で合格校を確実に取っておくこと大事になります。
学校名変更・中学募集再開
小石川にある村田女子高等学校が「広尾学園小石川」に校名変更され、共学化します。また中学校の募集も再開します。インターナショナルコースと難関大を目指す本科コースを設定予定。
中学校は村田学園小石川中学校という名前でしたが、東京都立小石川中等教育学校から名前が似ていると抗議をうけて、村田女子中学校に名前を変えたという経緯があるようです。今後中学の募集再開すると、中学校名は、村田学園小石川中→村田女子中→広尾学園小石川中という名前の変遷になります。
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