今年に限った話ではないですが、近年、夏休みの終盤には宿題代行が話題になります。
これ賛否両論と言われていますが、多分「否」が多いかなと思います。少し考えてみようと思います。
ポスター1万5千円、作文3千円… 法的に問題はない?
・習い事、塾で忙しく宿題をやる時間がない
・将来的に代行に頼むのは子供のためにならない
・学校教育自体に問題がある
・全部じゃなきゃアリ
ネットでは賛否両論です。
法的な問題にはならないと弁護士のコメント
・注文者は親で代行とわかって料金を支払っている、詐欺罪は成立しない。私文書偽造罪も成立しない。
・宿題代行が学校業務が妨害される偽計業務妨害罪とは言い難い。
深掘りしてみる
中学受験をするご家庭には宿題は大きな問題となります、
しかし代行を使うこと自体はあまりすすめませんし、
私自身も使ったことはありません。
①宿題代行はカンニングに近い
ポスターなり、読書感想文の宿題は大なり小なり成績、評価に反映される場合が多いと思います。これに宿題代行を使ってしまうと、他人の成果を自分の成果に差し替えることになってしまいます。私の感覚としては、これはカンニングとかに近いともいえます。金銭的な授受があることも個人的にはイマイチ。
②そもそも宿題は必要なのか?という問題も。
宿題代行に頼む人の論理として、宿題に意味がない、不要である、レベルが合ってないというのがあります。
宿題の中には、学校側もあまり考えずに出されている宿題はありそうです。欧米だと夏期休暇は宿題はなかったと思います。
ならば、どうする?
①宿題をやらない、出さない。
忙しくてやれない、意味がないと思うのであれば、ある意味堂々と「やらない」という選択肢が有効です。事前に学校の先生に保護者から言っておくのが良いですが、言わなくても出さなければ未提出となるまでです。成績としてマイナスになるかもしれませんが、課題をやってないのでしかたがないです。悪くない選択肢だと思います。
角を立てたくないという場合は、事情を話して宿題の量を絞って提出させてもらうとか保護者が学校の先生と交渉してもよいと思います。受験サイトの中には交渉することを勧めている場合もあります。
中学受験で志望校に調査書を提出する場合、マイナス面の印象は避けたいので宿題はやる前提で考えたほうがいいでしょう。②では短時間でやる方法についてです。
②省力化して短時間でやる
諸事情で宿題を出さなければならない場合は、
・ポスターはデザインを簡単にする、
・読書感想文は短くまとまった本や、要約している本を使う
などを行い短時間でやるようにしましょう。いかに短時間でやるか?
ということは親子で知恵を出すようにしましょう。
自由研究もですがこの手の創作系宿題は前準備や後かたずけに時間を取られることがあるのでそこは保護者が積極的に手伝って短時間で終わらせるようにしましょう。読書感想文が全く書けない場合は、アマゾンのレビューや書評を参考にしましょう。高評価にはならないと思いますがとりあえずは何か書けると思います。
創作系宿題を短時間で終わらせるコツ
①手を付ける前に短時間で終わらせる落としどころ(ゴール)を決めておく。
②1時間半とか時間を区切って行い、当日に終わらせるようにする。
③細かな完成度を求めず割り切る。
④過去にやったものでリサイクルできるものはないかを考える。
などがあります。
今回はここまで。