気になったニュースや中学受験の記事などをツイートしているのですが、今日ツイートしたものに 芸人のEXITりんたろーさんから「いいね」が来ていました。ツイート自体は別に特別なものでもないですが、せっかくだから掘り下げます。
「僕たちはコロナで、自宅からでも学ぶことができることを知った」EXITと考える"いじめ問題" 転校や自宅学習など、環境を変える選択肢をhttps://t.co/W2FQLD5AqK
— 中学受験の下書き (@jukenshitagaki) 2020年8月23日
番組動画はこちら https://abema.tv/video/episode/89-66_s99_p2151
りんたろーさんは自分が言及されているものには積極的に「いいね」されているようです。
番組のテーマは「学校のいじめ問題」、長年議論されているがいじめ認知件数はここ数年増加傾向。自殺に至ってしまった例もある。EXITが専門家を交えていじめ問題を考える、という内容。
出演者がいじめに対する考えを述べ番組は進みますが、
冒頭のりんたろーさんの意見に注目します。
りんたろーさんの意見
ざっくり以下のような感じ
・いじめ対策はやらないといけないが、個人レベルでは、いじめが起きたら解決できるかは運次第。
・コロナ以降、オンラインで自宅からでも学べるし、いろいろな学びがあることがわかった。
・いじめが原因で、自殺とか生きることを諦めることになるなら、それを「環境から抜け出す」ことに使って欲しい。学びは自宅からでもできる。
ざっくりまとめましたが、「いじめから抜け出す勇気」が最優先とのこと。
なるほど、媚を売るつもりはないですが、私はりんたろー氏の考えにとても近いです。
私のいじめに対する考え
①まず前提として、いじめはなくならない。
いじめを無くそうという考えがありますが、まず無理です。大人でも会社でもいじめがあります。大昔からいじめがなくなった世界は多分ないと思います。大なり小なりいじめは発生します。ただリスクは場所によって違います。
②いじめられている側がいじめている人のマインドを変えることは難しい。
相手が好き好んでやっている行動を変えるというのはとても難しいことです。
たとえばやる気がない子供に集中力をもって勉強させることが難しいというのは自分の子供で実感しているのではないでしょうか?親 対 子供、自分の子供ですらそうですから同じ学年の同級生の行動を変えるのは並大抵ではないです。
③どうしようもない場合、相手ではなく自分の行動を変える。まず退避するのが手っ取り早い。
日本では「学校に行かない=悪」という価値観が主流ですが、いじめでどうしようもないなら行かないのが最善策です。転校やオンラインで登校できる場所など今は可能性が広がっています。まず現状が変わらないと判断したら一旦退避してそこから立て直そう。りんたろーさんも番組内でも言ってましたが、学校とか教室とか子供の視野はとても狭い、今の世界が全てではないということを知ってもらうべき。
いじめと中学受験
中学受験する層には、今の小学校でのいじめや学校でのトラブルを回避するため、環境を変えるため私立中学に行きたいという人もいます。
二月の勝者だと人気キャラのまるみさんがそうですね。学校でのトラブルから不登校になり、そこから中学受験を目指しています。
いじめ回避、トラブル回避とそこまで明確な目的ではなくても、
小学校で仲良くできる人が受験組の人ばかりで非受験組とはどうもあまり話が合わない。中学受験すれば自分に合う人に囲まれた学校生活ができる→「よし、中学受験しよう」という人は多いのではないでしょうか?
なお、中学受験では、本人にとって明確な理由がある受験は強いものです。
私立中学といじめ
学校説明会に行くと「いじめはありますか?」という質問がどこの学校でも出てきます。これには実は学校の模範解答あり、たいていの学校が同じ答えをします。「人が集まるところですからいじめがないとは言い切れません、いじめが起きた場合はカウンセリングを行い、再発防止に努めます。」といったものです。
どんな私立中学でもいじめがないとはいえません。自分が被害者になるかは、本人の問題というより運次第といった感じです。いじめを行う可能性のあるものと接触を持ったらいじめが発生するかもしれません。
一般に私立中学の方友達ができやすいと言われます。これは自分と同じ層が集まるので、公立中学と比べて、友達作りが苦手な子でも友達が比較的ですが友達ができやすくなります。これは大事で、いじめが発生したときに友達がいるのといないのでは解決力や苦しさが全く違います。
また、学力が高い学校ほどいじめが少ないといった傾向はあるように思えます。
これは、
①学力が高いほど、倫理観から外れた行動をしにくくなる傾向がある。
②学力が高い学校ほど、校風や学校の仕組みとして、「人は人」と他人との(物理的・人間関係的)距離を調節しやすい。例えば女子御三家の共通項として、「トイレ’にまで一緒に行く」といった女子の世界にありがちな悪しき同調圧力はないとのことです。
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どこに行ってもいじめのリスクは一生ある
学校だけでなく会社でも集団の中で生きている限りどこにいってもいじめのリスクはあるように思います。ただそのリスクが高い場所、高くない場所はあります。選べるのであれば高くない場所を選ぶというのも一つです。
今回はここまで。