中学受験の下書き

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第1回合格力判定サピックスオープン 受験ドクター 平均点・難易度予想(2022年9月25日)

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9月25日は第1回合格力判定サピックスオープンでした。受験された方お疲れさまでした。学校別と合わせて夏休み以降の最初の大きなテストだったこともあり、夏の成果を試す、現時点での立ち位置を確認するテストでした。

<2022/09/25 12:00>仮発行

<2022/09/25 22:00>全体的な更新、受験ドクターライブ解説更新予定

まず合格力判定サピックスオープンを知る

偏差値は9月~12月、4回の平均を

・サピックス合判は9月~12月、4回の模試の平均偏差値を見るという見方が割と一般的です。1回だとたまたま良かった、たまたま悪かったというケースがあるため。

・夏前と夏後では偏差値が変わる受験生が多いので夏休み後の偏差値を重視する。

・サピックスの合判は9月~12月の全4回で頻出範囲をすべて網羅するように作られている。

サピックス合判、偏差値のブレと使い方

4回のサピックス合判で6程度、大きい場合には10程度偏差値が上下します。

中等教育最前線|SAPIX 「ふたつの模試の活用法」|朝日新聞デジタル

この4回を受験した子どもたちの偏差値が最も良かった回と悪かった回を比較すると、約6の差があります。子どもによっては10や15違うことも珍しくありません。その日の体調や出題との相性などによって極端な差が~

偏差値の使い方として以下のような使い方もできます。9月~12月4回の合判で

4回で最も良い偏差値:チャレンジ校の偏差値 絶好調のときなら勝算あり。

4回の平均偏差値:適性校の偏差値 

4回で最も悪い偏差値:安全校の偏差値 絶不調のときも合格圏内

どんな結果でも親がうろたえてはいけない

テストで思うような結果が得られないかもしれません。

夏あれだけ頑張ったのに…、と悔しい結果になってしまうかもしれません。

そんなときでも、親がうろたえてはいけないということです。

「これが本番じゃなくて良かったじゃない」と声をかけましょう。

 

では、早速今回の第1回合格力判定サピックスオープンについて…

 

2022年第1回合格力判定サピックスオープン

第1回合判アンケート集計サイトのご紹介

第1回合格力判定サピックスオープン自己採点アンケート | サピックスから御三家へ!中学受験ブログ

夏期講習マンスリーテストとの比較となります。

 

SNS動向

今回は全体的に解きやすかったというコメントが多いようです。

 

受験ドクターの速報解説

9/25 22時より受験ドクターで速報ライブ解説を行いました。

国語の解説・平均点予想

論説文:素材文は読みやすかったのでは。全体を俯瞰できる。

問1接続詞:譲歩文の構文。問2傍線部の指示語が何をあらわしているか。問3指示語の内容記述。問4読書も一つの経験 問5やや難 問6呼応してるところを抜き出す、比較的簡単 問8正答率が低かったのでは。時系列を無視しがち。

物語文:入試問題としても出たことがある。素材文としては一見読みやすい。しかしわながしかけてある。思ったように点が取れなかった人が多いのでは。

けげんそうに⇒怪しく思って  うとましい⇒自分からとおざける 饒舌⇒よくしゃべるさま ひっかかりやすい単語。問3キーワードをしっかりとる。強さ、立派ではない

問5悲しみの涙が温かい涙に 問6文学史、珍しい。宮沢賢治 問7記述、ほとんど点になった人はいなかったのでは。サピックスの作問者がやっちゃった?問題として成立してない。正答率は低いのでは。問8正答率は低いのは 問9みててよ←よだかの星、見守って

[3][4]いつもよりむずかしくない。義と議は意味が違う。

平気点予想:85-90点

 

 

理科の解説・平均点予想

問題数が多い、いつもと同じ。時事的なテーマが入っている。ニュースなど関心を持ってみているかが問われる。

[1]生物、生態系、世界遺産。ユネスコは社会とも関係。固有種、生態系では大事。奄美地方:ヤンバルクイナ等 敵がいなければ大型化する理由がない。

[2]振り子、物理。ここで差がついたのでは。振り子の長さが4倍、9倍で周期が2倍、3倍となるという知識。(2)計算問題。(5)後半は斜面のころがり、数値もやや面倒。

[3]物理分野、音。計算が入るのでここも時間がとられがち。ピアノ、バイオリンは弦の太さで音を調節している。

[4]化学、計算問題。ここも時間をとられがち。メスシリンダーなどの知識は手早く。計算問題は配点が高くないので後回しにするのもあり

[5]熱、物理化学。体温は36度、熱は高⇒低に移動。

[6]地学、生物。海底火山。時事要素あり。ハザードマップなど。

問題数が多い、読む量も多い、計算も時間がかかる。

平気点予想:50点前後。

社会の解説・平均点予想

普段より解きやすかった。時間40分と比較的余裕がある。キーワードは基本的なものが多かった。漢字でかけたかどうかで差が出たかもしれない。漢字で間違った人はしっかり復習するように

[1]農業、漁業オーソドックス。県名はサクサクいけたのでは。解きやすかった。

[2]歴史、時代が広い、広く浅くというイメージ。正誤判定もいつもより解きやすい。後半はやや解きにくかったかも。

[3]公民、憲法の条文は基礎。三大義務、権利か義務かを確認。祝日の名称や日付がかわったものがあるので最新のものを今一度確認を。

全体的に時間的に余裕がありキーワードも簡単

平気点予想:60点超え

算数の解説・平均点予想

全体を通すと平均点は上がらないかも。

[2](1)絶対取りたい。

[4]植木トラップにひっかからない。

[5]表を書いて比合わせ

[6]パターンの書き出し、3の倍数ごと、小さい順に確実に書き出せるようにする。

[4](2)二等辺を探す、表面積は3.14の計算をまとめる。

[5]平面図形は今回なかなか歯ごたえアリ。平面図形が出る学校を受験する人は復習を。

[6]2つの蛇口。

[7]方陣算を思い出してほしい。三角数、平方数が絡むことが多い。

[8]時間との戦い。規則性の問題を簡単にするには目印をつけること。この時期ケアレスミスが出てくる、どのぐらいのスピードでどの程度ミスが出るかを把握する。

1問1問はむずかしくないが全体的にはポロポロ落とした人が多いかも

平気点予想:70前半~75点

4教科合計・平均点予想

266点~276点

 

中学受験コベツバ算数解説

【速報】第1回合格力判定サピックスオープン 平均点・動画解説・難易度分析(22年9月25日実施)│中学受験コベツバ

全体感としてはレベルAが61%、残りがレベルBと標準的な難易度構成

 

A問題(基本レベル):92点

B問題(やや応用) :58点

C問題(応用・発展): 0点

 

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