10月24日は第2回合格力判定サピックスオープンでした。受験された方お疲れさまでした。
<2021/10/24 21:00>全体的に更新
まず合格力判定サピックスオープンを知る
偏差値は9月~12月、4回の平均を
・サピックス合判は9月~12月、4回の模試の平均偏差値を見るという見方が割と一般的です。1回だとたまたま良かった、たまたま悪かったというケースがあるため。
・夏前と夏後では偏差値が変わる受験生が多いので夏休み後の偏差値を重視する。
・サピックスの合判は9月~12月の全4回で頻出範囲をすべて網羅するように作られている。
サピックス合判、偏差値のブレと使い方
4回のサピックス合判で6程度、大きい場合には10程度偏差値が上下します。
中等教育最前線|SAPIX 「ふたつの模試の活用法」|朝日新聞デジタル
この4回を受験した子どもたちの偏差値が最も良かった回と悪かった回を比較すると、約6の差があります。子どもによっては10や15違うことも珍しくありません。その日の体調や出題との相性などによって極端な差が~
偏差値の使い方として以下のような使い方もできます。9月~12月4回の合判で
4回で最も良い偏差値:チャレンジ校の偏差値 絶好調のときなら勝算あり。
4回の平均偏差値:適性校の偏差値
4回で最も悪い偏差値:安全校の偏差値 絶不調のときも合格圏内
どんな結果でも親がうろたえてはいけない
テストで思うような結果が得られないかもしれません。
夏あれだけ頑張ったのに…、と悔しい結果になってしまうかもしれません。
そんなときでも、親がうろたえてはいけないということです。
「これが本番じゃなくて良かったじゃない」と声をかけましょう。
では、早速今回の第1回合格力判定サピックスオープンについて…
2021年第2回合格力判定サピックスオープン
第2回合判アンケート集計サイトのご紹介
父と息子の2022年中学受験日記: 6年10月第2回合格力判定サピックスオープン自己採点アンケート
第1回合格力判定サピックスオープンとの比較となります。
SNS動向
国語が取り易かったというコメント多し、算数はミスが出やすい構成か。
全体としては第1回よりも点数が上がっている人が多いようです。
受験ドクターの速報解説
本日20時より受験ドクターによる合不合判定テストの速報解説(ライブ配信)があります。
国語の解説・平均点予想
全般的に解きやすかった。
漢字:特に難しい漢字はなし。潔い。給仕する、あたりがぐらいか。最低でも7・8割欲しい。ことわざ四字熟語:出てきたときに覚える、クセをつける。暗中模索と五里霧中の違い。いつもより易し目。知識で点を落とすと全体が崩れがち。
論説文:AI,グローバルな考え方。いろんな問題を地球規模にとらえる。問1接続語、接続詞と副詞。接続詞は前後の関係をとらえる。内容からアプローチする。問2語彙、文脈からと知識からのアプローチがある。問3インターネットで検索すればいい風潮。サピは二項対立のものが多い。ネットで検索するvs考える。問4抽象概念語、目論見は書けるように。小細工。問5抜き出し。かならず内容の検討と形(この場合はことにつながる)を検討をつけて探す。検討をつかない場合は探さない、時間を使ってしまう。問6標準的な難易度。問8脱文挿入。ヒントが多かった。接続語、指示語、内容から考えられる。問9部分点は取りやすい。問10難しかった。正誤問題。
[4]物語文、文章が長かった。冗長か。問1擬態語、消去法で。問5しおり先生のセリフをまとめる。キーワード、あかねちゃんの心を具現化する←これにつきる。問6問7比喩表現と気がつけば簡単。問10言葉にできなくてもあふれ出るもの。
全体的には簡単だが、ケアレスミスもある。
予想平均点:90点前後
理科の解説・平均点予想
6題。生物:人体、物理:振り子、地学:地層、化学:水の三態、地学:天体、化学:酸化還元。
力学が振り子だったので若干解きやすいか。前半の知識系で点を稼ぎ時間を後半の残す。人体がらみでよく出るの(3)の計算問題。比較的解きやすい。この人体の問題は点数をとっておきたい。
振り子:実験結果、周期と長さの関係、実験結果を見なくても答えられるように。振り子の速度は落差によってかわる。高いところにあると位置エネルギーを持つ。スピーディに解きたい内容
地学:地層、ボーリング調査。地層の傾き。前半の知識中心のところを押さえたい。海水面の変化も良く出る。後半は正解率が低そう。
化学:水の三態。入試でよく出る。前半は凝固点、沸点は取っておきたい。カップ麺、身近な例。気体、液体、固体に変化するときの名前。
天体:月の満ち欠け、宇宙。前半部分は満ち欠けの名前、地球との位置関係。後半は時事的要素が強い。ISS国際宇宙ステーション。後半はややこしい、説明文をよく読む、図を書いて考える。難しかったか。
化学:参加還元、酸素は銅より炭素と結びつきやすい。酸化銅が銅に戻る。質量保存の法則をおさえられるとよい。
出題の分野は傾向は第1回と同じか、計算問題が多くなく、大変ではなかった。時間が足りなかった。
予想平均点:60点ぐらい
社会の解説・平均点予想
3題、公民総合、歴史、地理人口問題など時事公民的な出題。
内閣府は多岐に渡る。聞きなれない役所もある。国際機関としてはWHOが狙われやすい。戦後の大きい国際紛争などもできれば。EUに参加してるけどユーロを使ってない国もある。
争いの歴史。蘇我馬子は書けたか。六波羅探題、京都所司代。旧国名をもう一度さらう。安政の大獄、蛮社の獄。処罰された人の名前を含めて押さえる。太平洋戦争開始のときの東条英機、終了時の総理は鈴木貫太郎
災害、狙われやすい。(7)都市を選ぶ、政令指定都市、今は70万人。熊本や新潟などは人口で判別できる。(9)環境問題、因果関係を押さえる。流れについてみておきたい。(12)知識があればとけるが、グラフの読み取りでも解ける。人口ピラミッドで凹んでるところは丙午。そもそも丙午とは?
全体としては標準的な難度。
予想平均点:60点前後
算数の解説・平均点予想
難度は高くなくおだやかな問題構成。基礎的な問題の中、ひねりのある問題があった。
[2]流水算、表に整理する。(4)実数を無視して比で解く方法もある。(5)落としていたら要注意。(7)やり方次第で時間がかわる。選ばれなかったカードを選ぶ、余事象。5通り。
[3]前半はやさしい(4)(5)で点数に差が出る。
[4]実はここの難易度が低かった。落としていたら基礎からやりなおすこと。比の合成。
いもづる算。
[5]見たことないというお子さんも多かったか。通貨領域を塗ってくれている。思わぬミスをした子もいたか。
予想平均点:90-92点
4教科合計・平均点予想
296-306点
中学受験コベツバ算数解説
「全体で64%がレベルA、残りがレベルBでレベルCが無しという王道の難易度構成でした。」
・全問技術系の問題群で構成、思考力問題はなし
・志望校別特訓が始まった9月末時点での技術部分の完成度を測る内容
A問題(基本レベル): 96点
B問題(やや応用) : 54点
C問題(応用・発展): 0点