塾の対面授業もそろそろ開始されますし、学校もようやく再開します。コロナ休校3か月学校休みだったのにあまり勉強できなかった。部屋にこもってyoutubeとテレビばかりになってしまった、と焦っている人もいるのではないでしょうか?
今回は、そんなこの3か月で思いのほか勉強が積めなかったという方へのアドバイス的な記事です。
勝負どころはまだ先
まず、この3か月で勉強が進まなかったのは当然ながらよろしいことではありません。ただ後悔しても始まりません。勝負どころはまだ先だと思っています。現時点で勉強が進んでいたとして、いいポジションを取れていることは有利なことですが、合格するとは限りません。志望校も固まってない人も多いですし、あらゆることが流動的です。まだ先は長く成績の浮き沈みは大きくあります。爆発的に成績を伸ばしてくる子も数多くでるでしょう。実際のところ、合格判定などのテストもまだ十分にはできていないわけですから、始まっていないといえます。悲観しすぎないようにしましょう。悲観してもいいことは何もありません。
合格不合格を分けるポイント
現時点でいいポジションが取れていることに越したことは無いですが、合格不合格を分けるポイントは秋からだと考えます。念のために言っておくと秋まで休んでいていいという意味ではないですよ。夏までの差はそれ以降に差を詰める、追い抜くことができますが秋で失速するそこから立て直すことが時間的、メンタル的にも難しくなるためです。
志望校の絞り込みと現時点のポジションを知る
志望校もある程度決まっているのがいいです、あと現時点での自分の志望校に向けたポジション、志望校までの成績的な距離というか。合不合判定テストやサピックスオープンでもいいですし、自分が通っている校舎では毎年〇番ぐらいの人が△△中学に合格するぐらいの指標です。現時点でお子さんが合格圏内にいる必要はありません。まず知るところから。
あせるな!まずリズムを作るのが先です
塾の対面授業と学校の分散登校が始まると1日のリズムが出来てきます。その中に日頃の学習を組み込むことです。体力的な無理してはいけません。出遅れている自覚がある場合は、基礎作りや塾の授業の復習を中心にしてください。「まだ、あわてるような時間じゃない!」
例えば、マラソンで号砲直後に靴紐がほどけて集団に置いていかれた状況を考えてください。追いつくためには以下のようにします。
①まず靴紐をしっかり結ぶ。②走り出す。③慌てて、すぐに前の集団に追いつこうとしてはいけません、まず自分のペースで走ることです。④自分のペースで走っていると必ず前の集団から落ちてくる人がいます⑤その人たちを一人ずつ抜くことで、自分の走りにリズムが出てきます。
勉強の場合も、まずやれる範囲と時間でいいので、学習のリズムを作ることです。
これをやれば確実に成績が上がるものをやる
そんなものあるならもうやってる?いや案外やってないんですよ。 現時点での立ち位置や現在の学習状態には依存しますが、例えば、算数なら模試で正答率がそこそこあって、正答できなかった問題を100題集めて(例えば偏差値50の人だったら正答率40-50%以上の問題のうち誤答したものを集める)、それを人に説明できるぐらい理解できれば、偏差値で5ぐらい上がると思いますけどね。気を付けたいのが、評判のいい問題集を買ってきて、塾と並行して家でやらせるとかはやめたほうがいいですね、NGプレイです。時間的にも精神的にもキツいと思います。過去できなかった問題をできるようにするというが近道です。確実に成績を上げる方法ですが、やっている人は案外少ないです。
やらないことをはっきりさせる
これは夏以降から始めてもいいこころがけです。やることを明確にすることは大事ですが、やらないことをはっきりさせることが大事です。大量に出る宿題全部やるのか?通常校舎の授業と復習、宿題。土日の学校別対策の授業と復習と宿題、全部できるのか?もう一度考えてください。やりっぱなしではなく、復習やふりかえりで「身につく勉強」をする必要があります、宿題に追われる「こなす勉強」ではダメです。ほとんどの人が今後過負荷になります。やらないことを決めることを意識しましょう。
今回はここまで。あせらず1歩ずつ前へに進みましょう。
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