志望校選びのときに、合格実績や進学実績を参考にすることがほとんどです。
一番わかりやすいのが東大合格者人数、早慶合格者人数などで、その数で学校ごとの序列が生まれます。
学校ごとに大学受験の傾向
学校によってもさまざまな大学受験の傾向があります。
・浪人率が高い学校 vs 低い学校
桐朋、麻布とかは浪人比率が高く中高一浪の7年計画とか言われることがあります。
女子校でも桜蔭、豊島岡は高偏差値の大学・学部を志望することが多く女子校の割には浪人率が高めです。
・国立志向が高い学校 vs 私立志向が高い学校
・海外進学が多い学校 vs 海外進学が少ない学校
・医学部志向が強い学校 vs そうでもない学校
よく雑誌などに医学部に強い学校みたいな特集があります。
・理系比率が高い学校 vs 文系比率が高い学校
比率を公表している学校もあります。また東京理科大は理系中心、上智大学は文系中心なので、文系・理系どちらが多いかを推測するときに東京理科大と上智大学の合格人数を比較したりします。
中学受験をする段階では大学受験のプランが決まっていることは少ないと思います。
まずはこの学校はこのような特徴があるんだな意識しておくことが大切だと思います。
合格実績と進学実績
合格者数をカウントした合格実績と実際に進学した人数をカウントした進学実績はことなります。ほとんどの学校は合格実績を出しており、実際の進学先を公表している学校は少ないです。
大学の合格者数は公表するのに、進学者数はあまり公表されない事情。進学者数も公表する「男前な学校」一覧 - 中学受験の下書き
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東大合格者数よりも
東大合格者数はその学校の合格力をざっくり見るには良いですが、
その学校の平均である真ん中あたりがどのぐらいの学校に
合格する(進学する)かを確認しておくのが大切だと思います。
東大合格者数は学校の上位層の結果であり、
たまたま上位層が優秀で東大合格者数が増えたり、
逆に減ったりと運の要素があります。
超絶見やすい中高一貫校別大学合格実績
また別途記事にしようと思いますが、市進のサイトが、中高一貫校の合格実績を比較しやすいです。たとえば、同列に語られることが多い、洗足学園、鷗友学園、頌栄女子ですが、
国立大学なら→鷗友、洗足
早慶上智なら→頌栄
現役合格率なら→洗足
という傾向があります。
今回はここまで。
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