いよいよ首都圏の中学受験が1月10日埼玉入試を皮切りに始まります。
今まで何年と頑張ってきた結果が数時間の試験で決まってしまうわけです。
今回は、受験前日の準備と過ごし方について解説していきたいと思います。
受験前日の準備と過ごし方、やって良いこと悪いこと
受験前日の準備と過ごし方、その前に
まず基本的な考え方として、「模試は本番のように取り組む、そして本番はいつもの模試と思ってやる」というのがあります。模擬試験のときから本番と思って取り組むべきですし、逆に本番は特別なことはやらずにいつも通り、平常心でと考えるのが良いと思います。
また、実力以上のものを出すのは難しいので、「実力を出し切ることに専念する」ほうがいいと思います。実力を出し切っても届かなかったら仕方ないです。現実として悔しい不合格というのは実力を出し切れないまま終わってしまうことです。
受験前日の準備と過ごし方
これは翌日に受験する学校が前受校か本命校か、合格可能性はどのぐらいかによっても違ってくると思います。
本命校、入学可能性あり
→体調管理重視、リラックス重視、勉強少な目、早めの就寝。
前受校、入学予定ほぼなし
→合格可能性が高いならば、夕方まではいつも通り勉強+夜は体調管理、リラックス、早めの就寝。日ごろの勉強のペースを崩さないように、入学予定がない学校のために使う時間は最小限にしましょう。
受験前日の勉強
本命校、前受校、志望順位にもよりますが、ざっくり説明します。
前受け校の場合は夕方以降にの1時間~2時間程度でやるイメージです。
まず前日に何をやってよいのかわからない、という状態はよろしくありません。
日ごろから細切れ時間やちょっとした空き時間にできるものを準備しておくべきで、それを受験の前日やればいいと思います。
今までやってきたものをやることで精神的にも落ち着きます。
過去問を新規に解くのは禁止
→点数が悪いと不安が増す、気持ちを上げるのが大変です。
まとめノートを見直す
→日ごろ間違った問題やまとめノートがある場合はそれを見直しましょう。
良く出るけどいつも間違っている問題がある場合は復習しましょう。入試の前日は頭に入りやすいと思います。
社会や理科の暗記ものの復習
→1問1答とか、模擬試験の復習も効果的です。
知識ものは前日にやるのに有効。負荷少なくやれるというのもいい。
ほかにも
・全科目を短時間でもいいからやるのがいいという人もいます。
・算数の1行問題とか、模試で間違った問題の復習とかもいいです。答えがキレイに出る問題だと解いた後の感触良く終わることができます。
国語、理科、社会は知識系の確認も良いと思います。
受験前日の夕食
基本的にいつもと同じで過剰に気を使わなくても良いです。
一応、以下のような感じでどうでしょう?
・なまものとか油がっつりのものは避けてもいい
・ゲン担ぎとかは個人的にはどうでも良いですが、好きな人なら別にやって良いと思います。カツとか人気なんですかね、好きなら食べてもいいと考えます。ゲン担ぎといえば、勝利ということで「ウィン」ナーとか、ネバーギブアップといういみでネバネバしたオクラとか。いろいろあるようですが、受験のときに体調を崩さなければなんでもいいぐらいに考えましょう。縁起がいいとか、ゲン担ぎとか疲れる人もいます。
・野菜は多め、消化のよいものを。
・食べ過ぎない。
何を食べるかもありますが、会話などでいつもの食卓と近い良い雰囲気で食事ができるが大事です。
受験以外の話や、笑いがでるぐらいでちょうどいい。
「あー、落ちたらどうしよう」とか、否定的な言葉はあまり使わないほうがいいですね。鬼気迫るような雰囲気は避けたい(笑)、食事も会話もいつも通りで。
受験の準備、持ち物チェック、服装
これは大事です!
買い忘れがあると面倒なので、夕方までには必要なものは揃えておくこと。バック詰めるのは夜でもいいでしょう。
・天気予報は必ず確認しておくこと
服装は天気に応じて、臨機応変に変更できるようにしておくこと。
・持ち物チェックはこちら→
持ち物確認は、親子でお互い確認しながらバックに入れるといいです。「えっ、それ持ってきたの?、持ってきてないの?」みたいなのがなくなります。雰囲気も盛り上がりますし、忘れ物も減ります。
受験当日の行動をシミュレーション
・家から学校までの交通機関、鉄道経路、徒歩経路を確認する。
・集合時間・場所の確認
・電車が遅れるなど、アクシデントがあった場合の対応をチェック
・ストリートビューで学校の周りや駅からの経路を確認しておくのもいい。
(注意)親がやること。子供にやらせると、時間がかかるし、疲れさせるので。
入学試験のシミュレーション
科目ごとに時間配分や解き方などをシミュレーションしておくのもいいです。
試験開始の合図、受験番号と名前を書いて、問題を確認から解き始める…という流れを思い浮かべるとかね。
別にやらなくてもいいですけど、やることで落ち着くという人もいますよ。
ホテルに前泊した場合
日ごろと同じように行動する、特別なことは減らそう。
加湿器とかホテルで借りれることもあるし、携帯用のものもある。なければホテルの部屋でタオル濡らしてかけておくだけでも効果があります。
そういえば前泊はどちらでもいいですが、私ならできるだけ前泊は避けます。
前受校なら前泊しなくて良さそうなところを選びます。前泊したくない理由は
・前泊のための1日なり半日が無駄になる。宿泊のための荷物が増える。
・いつもの模試とは違う宿泊というプロセスが入る(いつもの模試と同じにしたい)
・公共の交通機関を使っている場合は悪天候や公共の交通機関の乱れは救済措置がとられることがほとんど。
ただ学校までの交通機関や位置関係、天候などにもよりますので前泊のほうが良いケースもあるでしょう。
前受校での失敗はラッキー
前受校で何も問題がないのもそれはそれで良いですが。
何か失敗したら、「前受校での失敗はラッキー」です。本番のときに対策できるわけですから。
注意していても、小さなアクシデントというのは起こります。
・思ったより駅から学校までが時間がかかった。乗り換えで焦った。
・クルマで行ったが、渋滞に巻き込まれ学校に着くのが直前になってしまった。
・試験後、子どもと合流がスムーズにできなかった。
などなど、改善点は次回に対策しましょう。
さいごに
なんだかんだ書きましたが、「いつも通り」が基本です。
あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、と深く考えなくていいです。
今まで塾でやってきた勉強、模擬試験、ライバルとの切磋琢磨。
その1つ1つが経験となり受験における武器になっています。
いつも通り、実力を出し切れば結果はついてくると信じましょう。
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