中学受験の下書き

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「2022年中学入試用サピックス重大ニュース」と入試時事問題

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2022年中学入試用サピックス重大ニュースが発売されたので感想とかを書きたいと思います。来春入試で狙われるポイントや時事問題対策本の選び方など。

時事問題は冬期講習でもやりますし、今からという人が多いと思います。出る内容が限定されるので得点源にしやすい分野といえます。集中的に勉強するのがおすすめ。

2022年中学入試用サピックス重大ニュース

去年の2021年用もレビューしています。【サピックス】中学受験2021の時事問題の対策本(予想問題集)を比較

2022年度中学入試に向けて押さえておくべきニュース、社会や理科のテーマをわかりやすく解説する時事問題対策の決定版!

表紙とか内容とか

 

内容は2021年に起こったことを中心に多岐にわたる。一部抜粋。

・菅首相が辞任、岸田新首相誕生、総選挙 ⇒ 第100代

・東京オリンピックパラリンピックが無観客で開催

・ワクチンが世界を救う。繰り返される緊急事態宣言。

・東日本大震災から10年

・新規世界遺産に登録⇒

   「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」「北海道・北東北の縄文遺跡群」

・皆既月食が観測される

・アメリカでバイデン大統領が就任

・日本出身の眞鍋淑郎さんがノーベル物理学賞を受賞

・夫婦別姓問題(夫婦別姓認めない民法の規定は合憲)

などなど

読んだ感想

①「サピックス」から出ているので内容が高度なイメージがあるがそんなこてとはない。

②文字の間隔が広めで読みやすい。詰め込み過ぎていると読む気がなくなるがそういうことはない。カラーも多い。興味を持ちやすい構成。一般的な参考書より読みやすいと思う。

③時事問題への切り口アプローチが面白い、大人でも楽しめる。

④演習量が十分ある。国際情勢、世界遺産など社会だけでなく、理科も網羅している。

⑤巻末の一問一答カードもなかなか使える。

⑥ある程度内容は絞り込んでいる。社会・理科の基礎知識を底上げするというより、時事問題に面白そうなところ、入試に狙われそうなところに焦点をあてているイメージ。

⑦ちょうど〇年前にあった出来事一覧のページも見ておく価値あり。承久の乱(1221)からちょうど800年とか。

内容、演習問題など

演習問題も大人が読んでも興味深いものが多く考えられている。

・COVID-19、インバウンド消費の減少、巣ごもり消費、ワークライフバランス、テレワークなどの鉄板用語だけでなくベーシックインカムなど今年聞くようになった言葉についての話題も。

・オリンピックの開催する季節を夏から大幅に変更できない理由を資料を基に記述させる問題とかなかなか面白い。

・郵便制度150年、メートル法100年、近代通貨制度150年

節目の年。郵便制度を作った前島密や大蔵省の一員として通貨制度の生みの親でもある渋沢栄一など鉄板問題にも当然対応。

・総額表示義務化

消費者側、販売側のメリットデメリットを記述させる問題とか。いかにも出そう。

・理科の時事問題

災害、気象、防災関係の話題や、2021年に2回あった月食。5月の皆既月食、11月の部分日食などの話題。などなど。

 

おすすめできる人とか

サピックス生、難関校受験生、時事問題に時間をかけたくない人。

欠点という欠点はないように思うのですが、専門家が見ると違うのかなぁ。

他の類似本にくらべると内容を絞ってる感じがあるので、この本を起点に社会全体をレベルアップするという感じではないと思います。関連事項についても他よりも少な目。

 

時事問題の本をどうやって決めればよいか?

・できれば実物を見てみるのが良い。

最近は本屋に行く機会が減ってますが、本によってもアプローチが違ったりするので実物を見てみるのがおすすめ。なんとなくダメ、文字が小さくて読む気がなくなるという場合もあります。相性があるので自分の目で確かめることも大事。

・演習問題のレベルが自分の志望校に合っているか?

各塾などから時事問題対策本が出ていますが、本に出ている演習問題の難易度、記述問題の分量などが自分の志望校に合っているか?というのも目安になります。記述が多く出る学校であれば記述問題が多めのものがいいと思います。

・1冊か複数冊か

これは人によってわかれますが自塾の対策本を基本に考えるのがいいと思います。冬期講習などで使用するので。それに足りないと思うなら補助的に別のものを購入するのもありといえばアリ。やりきれないなら買わなくてもOKです。複数ある場合は同じ内容の記事を2冊で見比べてみるとよいでしょう。

 

 

 

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