二月の勝者14巻が12/10いよいよ発売なりました。最速レビューします。
『二月の勝者』の14巻がついに発売、即購入
私は週刊誌(ビックコミックスピリッツ)も追いかけているので今回の14巻の内容は事前に知っているのですが、いつものように14巻も即買い。
ネタバレは勘弁という方はお引き取りください
前回、13巻のレビューはこちら→
『二月の勝者』の13巻がいよいよ発売!見どころをチェック【中学受験保護者会】 - 中学受験の下書き
受験直前~ついに受験開幕、桜花の生徒は?
前巻13巻が神がかり的な面白さでしたが14巻も受験直前の様子など緊迫感が伝わってくる内容です。いよいよ終盤に突入。
・内容としては
①1月受験の意味と対策
②自信喪失の今川さんへの作戦
③木村先生、初めて主役になる?
④桜花生の年末年始
⑤1月受験当日、塾関係者の応援
⑥島津くんの前受
二月の勝者 14巻⇒
amazon 紹介ページより
連続ドラマ化!受験のリアルと人間ドラマ!
「合格をくれる学校は必ずあるよ」
1月前受け受験、いよいよ本番!!
今川さんのために佐倉が行う
自信回復のための施策とは?
首都圏1月受験をする真の目的、
黒木が明かす生徒のタイプごとの
前受け受験スケジュールとは。
最上位クラスの前受けはデスロード!?
年末年始、講師が今も後悔する
やってはいけない“声かけ”とは?
黒木にライバル心を燃やす
灰谷は「勝つための授業をしよう」
と発破を掛ける――
「やってよかった」と思える受験にしてあげられるように…
教え子が全員合格するまで正月はおあずけで、
塾講師達は本番を迎える生徒を支える。
そして合格発表を迎えて……!?
表紙は黒木単独
14巻の表紙
物語は12月末~1月ということもあり、寒さが伝わってくる表紙です。吐く息が白くなってます。黒木の単独表紙は割と多いですが、無造作ヘアの塾講師としてではな「オフ黒木」が表紙になるのは初めてです。あと表紙の黒木の背景は吉祥寺駅周辺ですね。
⇧セットされていないヘアスタイルの黒木
たとえば13巻は塾講師としての「オン黒木」なので髪がセットされています。
14巻全体的な感想
年末年始~1月受験という中学受験経験者にとっても思い出深い季節の描写です。今まで頑張ってきた桜花の生徒たち、1年間で成長した佐倉先生も見どころです。
ついに(帰国生等を除いて)受験が始まり、桜花でも島津くんが緊張の面持ちで受験に挑みますが、その結果と母親のセリフにちょっと泣きました。
心配なのは今川さん、自信をなくており佐倉の作戦で糸口をつかみそうな気配もするもののそうは簡単にはいかない様子、これは15巻以降また出てくると思います。
そうそう今回は木村先生にも出番がありました。多分、これが最初で最後の大きな出番なのではないでしょうか?オタク趣味の木村先生の過去の話にも注目ですね。
13巻の神がかり的面白さから、14巻になり終盤に入ってきたなぁという印象ですが、作者の高瀬先生もここからの受験本番は丁寧に書くということなのでまだまだいろいろありそうです。楽しみがまだ続きそうですね。
14巻冒頭
冬期講習に入り桜花ゼミナールは講師・受験生ともに臨戦対戦に入っていた。フェニックスでも灰谷は「勝つ」ための授業をしよう、と生徒を鼓舞していた…
1月校の受験はレベルや性格によっても違う
下位クラス(R):①本番慣れ、②立ち位置確認、③合格して自信をつけさせる
中位クラス(A):①②③にプラスして1月の合否で2月の作戦を練る役割も。
上位クラス(Ω):基本中位クラスと同じだが、タイトルホルター狙いになりがちで熾烈。
とかねぇ。個人的にウケたのが、1月受験の合格で自信につなげられるケースもあれば油断するケースもあるって話。
合格で油断しそうな人⇒伊達智弘(わかる!)
不合格で発奮して頑張れそうな人
Ωの前田花恋さん、直江樹里さんはわかるねぇえ。
自信喪失の今川さんへの作戦
母親のプレッシャーが大きく過去問でカンニングまでしていた今川さんは完全に自信をなくしていました。佐倉が考えた作戦は機能するか?
「おそらく、もおうひと悶着もふた悶着もあるでしょう」の黒木のセリフから今川さんの受験については今後も要注目です。
木村先生にはじめてフォーカスが当たる!
今まで量産型で特にフォーカスが当たることがなかった木村先生。
そんな彼に初めてのターンが回ってきた!堂々の木村回爆誕。
アイドルオタクの木村さんが語った受験生へのアツい提言?
「年末にテレビを見るか見ないか??」
木村先生の注目回はこれが最初で最後だと思うんだすけど、どうなるでしょうか?オタクという属性があるから今回は木村さんにフォーカスが当たった感じですね。
どうでもいいけど、ドラマのボンバーヘッドの木村先生と漫画の木村先生が違い過ぎて、笑う。
桜花生、それぞれの年末年始
年末年始の過ごし方テレビは我慢と言われた桜花生、ちゃんと我慢する子もいる一方、ちょっとだけならと、我慢できずにテレビを見てしまう子も。そのちょっとが致命傷にならなければいいのですが。
年末年始に緊張がゆるんでしまうのはホントに危険です。
1月受験、塾関係者の応援も。
去年から無くなった入試当日の塾関係者の応援もコミックの中では健在。寒い中、アツイ応援で桜花生を後押しします。コロナ禍なので塾応援の描写はなしかなとも思いましたが、作者の高瀬先生も書きたかった、ということもあり渾身の描写。
桂先生の重装備ぶりも塾あるあるなのでしょうね。
今日のビッグコミックスピリッツ、「二月の勝者」ついに一月受験開始です。受験当日は何度も何度も取材しました。今年もコロナで応援なしなのに?と思われるでしょうが、どうしても、塾の先生たちを描きたくて、ここは開き直って描いてます。モブの一人一人までなるべく自分で描きたくて頑張りました! pic.twitter.com/HqsWLGRXCO
— 高瀬志帆@「二月の勝者」14集12月発売予定 (@hoshi1221) 2021年10月18日
島津くんの1月受験
これがいい話。1巻から紆余曲折あった島津君ですがついについに1月受験、そんな彼が選んだ前受校、その合否も14巻で明らかになります。合否が出た直後の島津母のセリフにおっさん泣く。
14巻さいごに
ついに年末年始から入試も始まりました。中学受験の本番は密度が多いので、今後丁寧に書いていくとのこと。1月校の受験と合格発表がありますが、1月の過ごし方とか、2月の本番期間中にどうなるのか、合否とか今後も楽しみです。
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