中学受験の下書き

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2020年中学受験の志願者数(応募者数)ランキング から見えるもの【男子/女子/共学】


今年2月に行われた2020年中学受験の学校別の応募者数ランキングを紹介します。簡単に言うと何人志願者がいたか?、出願されたか?というものですが、そこから、多くの出願がある学校の特徴やら背景やらを書いていきたいと思います。

志願者数が多い学校の特徴

・複数回の受験日を設定している。午後入試にも積極的な学校が多い

・グローバル教育など保護者が好きそうな教育カリキュラムがある

・(どちらかというと)管理型

・前受としての受験もある埼玉・千葉校は志願者数が多くなりがち

2020年男子校志願者ランキング

①都市大付属(約3800人)
②成城(約2500人)
③巣鴨(約2400人)
④早稲田(約2300人)
⑤本郷(約2300人)
⑥世田谷学園
⑦日大豊山
⑧立教新座
⑨海城
⑩浅野
⑪城北埼玉
⑫高輪
⑬芝浦工大附属
⑭明大中野
⑮芝
⑯聖光学院
⑰城北
⑱攻玉社
⑲逗子開成
⑳佼成学園

男子校1位・東京都市大付属

約3800人の応募人数を集めた。前年比で微減。1日午後入試が有名。
1日午後入試は2科目か4科目が選択できるので2科目にすれば負担を減らすこともできる。最難関大学を目指すII類と難関大学を目指すI類がある。入試問題は共通。
II類の合格ラインはI類の合格ラインの15%~20%と決められている。
II類からI類へのスライド合格、I類からII類への逆スライド合格もあり。

入試日は1日午後、2日午前、4日午前、6日午前の4回。
入学検定料は1回分の25000円でグローバル入試、帰国生入試を含めてすべての回が受験可能。

このように複数回入試を行い、午後には2科目で受験可能で、追加受験料の負担なく複数回受けられる。グローバル教育に力を入れる等、志願者を集める施策を行っている。
一般的には「面倒見の良い学校」のカテゴリで進学実績でも成果が出てきている。

男子校・2位以下

2位は昨年3位から上がった成城で応募者増加。3位は昨年14位から上がった巣鴨。1日午後の算数1教科入試と2019年の進学実績から応募者が大きく増加している。4位には半付属で進学校・付属校両方の側面を持ち人気の早稲田となっている。5位は昨年2位から下がった本郷、近年人気が継続していましたが一服した感じで応募者数としても前年比10%弱の減少。

2020年は2000名を超える学校が5校→8校に増加し全体的に激戦となった。

 

2020年女子校志願者ランキング

①豊島岡女子(約2900人)
②横浜女学院(約2800人)
③浦和明の星(約2500人)
④共立女子(約2200人)
⑤吉祥女子(約2100人)
⑥恵泉女学園
⑦淑徳与野
⑧洗足学園
⑨山脇学園
⑩大妻
⑪東京女学館
⑫田園調布学園
⑬跡見学園
⑭大妻中野
⑮香蘭女学校
⑯昭和女子大学附
⑰品川女子学院
⑱国府台女子
⑲和洋国府台
⑳鷗友学園女子

女子校1位・豊島岡女子

男子、共学の1位よりも少ないものの約2900人の応募者を集めた。前年比増。
2月2日3日4日の3回入試。近年は進学実績も御三家並になってきている。

2日3日4日の3連続で受験すると繰り上げ対象となるのでそれを意識しての3連続チャレンジもある。一般的に複数回入試を行う場合、後日程の方が偏差値が高くなりがちだが豊島岡は最初の受験日から高く全受験日ともに偏差値の変動が少ない。

女子校2位以下

2位は去年5位から躍進した横浜女学院。コースを新設したことが要因。
3位は去年2位浦和明の星。4位は去年6位の共立女子、5位は昨年3位の吉祥女子。吉祥女子は、2020年の入試日は2月1日2日4日だったが、2021年は4日がなくなり1日2日の2回となる。志願者数に影響が出そう。
4日は受験校は選択肢が少なく、吉祥女子がなくなった後は偏差値帯が近い浦和明の星に集中する可能性あり。

実は2020年1位~5位の学校は順位の変動はあるもののどの学校の志願者数も前年より増えており2020年の激戦ぶりがうかがえる。

6位はプチサンデーショックで2日を午前→午後入試にした変更した恵泉女学園。2021年では2日午後→午前に戻す。

 

2020年共学校志願者ランキング

①栄東(約12000人)
②開智(約5500人)
③大宮開成(約4000人)
④東邦大付属東邦(約3900人)
⑤広尾学園(約3500人)
⑥市川
⑦埼玉栄
⑧専修大松戸
⑨都市大等々力
⑩三田国際学園
⑪渋谷教育幕張
⑫開智日本橋
⑬国学院久我山
⑭昭和学院秀英
⑮日本大学
⑯芝浦工大柏
⑰山手学院
⑱獨協埼玉
⑲西武学園文理
⑳星野学園

共学校1位・栄東

首都圏最大の受験といえば栄東1万人以上の応募数を集める。全国でも1位。
理由としては以下の通り

・1月10日と首都圏最初に行われ東京だけでなく、首都圏全体の中学入試の前哨戦的な役割を持つ。
・1月10日11日16日18日(20120年の場合)の4回試験がある。
・難関大クラス~東大クラス、特待クラスと選抜方法に幅があり、受験生の学力的な幅も大きい。
・自分が取った点と受験者平均点、合格点、合格順位が明示されるので、模擬試験的な受験も多い。
・受験料25000円で2回受験可能。プラス5000円で4回受験可能。
・埼玉県内の私立志向が高まっているのも追い風。

1万人越えの志願者数は圧倒的。栄東は、面倒見のいい、管理型と言われるスタイルだが、東大クラスを中心として、実際進学実績も高い。

入試日程が多く、複数回の受験でも追加料金が不要または格安など、都市大付属とも似ている施策を取っている。

一般的に、志願者が多い学校は学校説明会にしても活気があり、学校としてのやる気を感じることが多いといえる。

共学校2位以下

2位は4年連続で開智、前年比で志願者は減ったが5500人を集めた。
3位は前年13位から大きく順位を上げた大宮開成。進学実績も好調。入試回数を4回から3回に減らしているにも関わらず前年比55%の大幅増。
4位は東邦大東邦は前年とかわらず。5位は前年3位の広尾学園。近年難化が進み敬遠される傾向があり、志願者数は減少。7位埼玉栄は前年14位から順位を上げている。医学コース、難関大コースの入試を増設。

さいごに

男子校・都市大付、女子校・豊島岡、共学校・栄東と各カテゴリの1位は昨年とは変わらず、近年入試日程・回数の細分化、コースの新設が進んでいるが、人気校の中には一部入試回数を減らすという流れ出てきている。2020年大宮開成4回→3回。2021年吉祥女子3回→2回。

2021年受験要項がまだ未発表の学校もあるため最新情報は適宜入手し確認をお願いします。

 

今回はここまで。読んで頂きありがとうございました。

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