今日は国語の学習法というか、勉強のヒントです。
国語は語句の問題を除き、暗記ではないので、短時間で学力を上げることが難しいと言われています。実際そういう面がありますが、演習・復習時に意識したら良いことなどをざざっと書きました。
・読解力そのものが不足している人
・他の科目に比べて国語が低い人
→正答率の高い問題で誤答した問題を中心に復習する。
答えを出すキーワードに注目。
復習時に、なぜその答えになるのか、他の選択肢ではダメな理由などをもう一度なぞっておく(トレースしておく)のが大事です。
→具体的には、どうしてその回答になったのか、どうして他の回答ではダメなのかを口頭で説明してもらいましょう、誤答の場合は聞いていて「??」となるはずです。
・ちょっとしたコツ
基本的に文章が読めていない場合ですが、以下をやるだけでも変わってきます。
①接続詞に印をつける。順接、逆説、並列、添加…
②論説文:抽象部分と具体部分に分けてみる。具体例部分を四角で囲んでみる。
③物語文:段落分け場面分けに注目する。
④指示語に注目する。
これだけでも、文章を読み取ることの手助けになります。
・漢字・語句の正答率が読解に比べて低い人
間違った問題、語句問題を集中的に数時間にやってみましょう。
足をひっぱらないレベルまでには学力を上げること。漢字・語句の配点は1割~2割と大きいものではありませんが、点数が安定してとれてくると国語の点数自体が少し安定してきます。
・選択問題
復習時には苦手な場合はこれも選択の根拠を口頭で説明してもらいましょう。聞いていてあれ?と思うところがあれば本文に戻って根拠となる文章をもう一度読むなどの復習方法が有効。
・記述問題
学校によっては語句問題以外は全て記述という学校もありますので要注意です。
→苦手な場合は、まず空白のままにしないことが大事です、解答となりうる要素、キーワードを抜き出し、それを結びつけるだけでもいいので何かを書きましょう。半分取れれば良くできた、というスタンスでもいいと思います。
・抜き出し問題
答えの見当をつけてから探してますか?〇文字で抜き出せという設問に対して、闇雲に探し始める人が多いです。必ず見当をつけてから探し始めましょう。見当がつかないなら一度飛ばしても構わないです。
闇雲に探し始めると、試験時間をロスする可能性があります。時間が足りなくなる人は見当をつけて探すことを意識しましょう。
・先入観で読んでないか?
読解問題で点数が悪い場合、もっとも疑わなければいけないのはこれです。
文章が読めていない人は、選択肢問題で一般常識に頼ってしまい、一見よさげなものを選んで誤答します。本文に書いてあるかどうかで判断するクセがついてくると国語の解答力がアップします。
・文章作成者と問題作成者が違う
上の先入観ともからむ話ですが、読解問題の大きな特徴の一つが、文章作成者と問題作成者が違うということです。何気ないことですが、これが大事。
文章作成者の意図にかかわらず、問題作成者の理解により、解答がきまります。
正答があるということは、文章内に解答となるポイントがかならずあるということです。
・文章が読むのが遅い人
文章が速く読めるに越したことは無いですが、国語が苦手な人というのは早く読もうとすると理解度が一気に下がります。で、設問を解くときに2度め、3度めと読むのでトータルとしてはより時間がかかってしまいます。
読むのを速くするより、1度の読みでしっかり頭に入れること。その上でですが、読む時間を測っていくと良いです。理解度をキープしたまま速度を上げるという意識を持つといいです。
あとレベルによるので参考程度ですが、読むときはざっと読むところ(例や引用とか)、しっかり読むところ(筆者の考えとか)というように強弱をつけて読めると良いですが、無理にやる必要はありません。
・過去問演習は時間配分を意識して
国語は他の科目よりも時間が足りなくなる科目です。おおざっぱな時間配分を決めてそれに沿って問題を解いていくように心がけましょう。出来る問題から解くというのは国語だけでなく、他の科目においても大事なことです。
・保護者が解いてみるのもアリ?
国語の場合は読解問題なら保護者がちょっと解いてみてもいいと思います。
他の科目よりも手を出しやすいと思いますので。そこから見えてくるものもあるかと思います。無理にやる必要は全くありませんが。
あと100日の理科・社会
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