中学受験の下書き

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浦和明の星が合格発表、得点関連の統計データが予想通り過ぎる件【埼玉最難関女子校】

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今日1月16日に浦和明の星、第1回の合格発表が行われ、合否と受験者平均得点、合格者平均得点が発表になりました。去年もこれに関する記事を書いているのですが、今年の浦和明の星第1回入試得点データも予想通り(=今までの統計情報と同じ)すぎて、やっぱりなぁと思ってしまった、というのが今回の話です。 (ここまでの導入文、去年のブログと同じですw)

 

浦和明の星の合格発表、統計データが予想通りすぎる件

今年の浦和明の星第1回入試の振り返り

受験者数、倍率など

2022年は今日発表されたデータです。

  出願数 受験者数 合格者数 実質倍率
2022年入試 2036 2001 1022 2.0
2021年入試 1977 1925 974 2.0

去年比で、出願数、受験者数、合格者数ともに増えていますが、実質倍率は去年と同じ2.0倍と倍率的には例年通りとなっています。さらに以前と比較すると、出願数、受験者数、合格者数ともに今年2022年は2020年より少なく2019年(出願数2043、受験者数2007、合格者数1035)とほとんど同じとなっています。

浦和明の星の入学定員調整方法

第1回入試は実質倍率は1.9倍~2.0倍と安定しています。第1回の合格者数は年度ごとに若干違いますが、毎年、2月4日の第2回の入試と繰り上げ合格で入学人数を調整しています。

繰り上げ合格が例年20~40名出るという特徴があります。なお繰り上げ合格は第1回、第2回ともに受験している人優先となります。繰り上げ合格者数は学校HPに掲載されています。

過去の浦和明の星関連の記事

浦和明の星の学校紹介・入学試験などの詳しすぎる解説→

【中学受験2022】埼玉最難関女子校『浦和明の星』の詳しすぎる解説

女子頂上決戦「浦和明の星入試」について深堀り - 中学受験の下書き

入試での受験者平均、合格点などの統計情報の例年の傾向

例年の傾向

科目ごと合格者平均と受験者平均を比べると、得点差の大きな順で

 算数>国語>理科>社会の順番になっており、少なくとも2010年以降で行われたたほぼ全ての入試でこの傾向がみられる。

4科目の合格者平均と受験者平均の差は約30点

 そのうち算数が占める割合は50%、また数+国語が占める割合は74% 

全体として『算数のが占める割合が高く、算数(次いで国語)で決まる入試であると言えます。理社での逆転はほぼ無理。』

これが例年の傾向で、全く変わりません。今年はどうだったでしょうか?

2022年 浦和明の星入試第1回のデータ

今度は1/16に学校HPで発表された2022年度第1回のデータを見ます。

https://www.urawa-akenohoshi.ed.jp/ →入試結果

2022年第1回合格者平均と受験者平均の比較

  国語 算数 理科 社会 合計
2022年合格者平均 73.8 71.1 27.7 35.8 208.5
2022年受験者平均 68.1 58.8 24.3 34.3 185.5
合格者平均と受験者平均の差 5.7 12.3 3.4 1.5 23

 

2010年以降の合格者平均と受験者平均のデータまとめ

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では、今年のデータと、過去13年の平均のデータを比較しましょう!

科目ごとの合格者平均と受験者平均の差を比較

 上が2022年第1回の差、下が過去13年の平均

 2022年第1回の平均→ 算数(12.3点)>>国語(5.7点)>理科(3.4点)>社会(1.5点)

 過去13年間の平均  → 算数(14.8点)>>国語(7.0点)>理科(4.6点)>社会(3.1点)

→順番は今年も完全一致、得点差も似た傾向

ただし例年より「4科目ともに合格者平均と受験者平均の差が少なくっており、例年以上に接戦だった」といえそうです。

 

②『合格者平均と受験者平均の4科目の差』

 2022年第1回の合格者平均と受験者平均の差→23点 

 過去13年間の合格者平均と受験者平均の差は約30点。

第1回入試に限定すると22~29点(20点台)となっている。

→2022年第1回もいつも通り!!

『合格者平均と受験者平均の4科目の差のうち算数の占める割合』

 2022年第1回の平均→53.7% 

  過去13年間の平均  →50.1%

 →例年通り。しかし算数のウェイトが高め。

『合格者平均と受験者平均の4科目の差のうち算数+国語の占める割合』

 2022年第1回の平均→78.6% 

  過去10年間の平均  →73.6%

→例年通りの傾向だが、算数+国語のウェイトが若干高め

 

基本的に2022年第1回入試は過去13年間と全く同じ傾向だが、

算数・国語の得点差が合否に繋がった感じが強いといえます。

結論

浦和明の星入試で、受験者平均、合格者平均の差は毎年似た傾向になる可能性が高い。

浦和明の星入試は、算数で半分、算数・国語で74%決まる、理社での逆転は難しい!

でした…

 

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